【FMV-KB232】が吐くキーコードを妄想してみるテスト。


 【FMV-KB232 親指シフトキーボード(USB) −富士通専門店「アクセス」−
 内部的にPS/2接続されている「親指シフトノートPC」とは異なり、基本的には「USB接続のJISキーボードを、位置ずらしのみによってNICOLA-F型にした」ようです。
 そのため、CapsLockは「英小文字」ではなく「英数」になっていて、その上には「Tab」キーがある……という構成になっています。
 #このキーボードがUSBキーボードである以上は、「Tab」キーと、Xキーの下にある「タブ」キーは同じキーコードを吐くと思います。


 ……とすると、このキーボードに対して割り当てられている「物理的な」キーコードは、たぶん次のとおり……と。

段行 -0 -1 -2 -3 -4 -5 -6 -7 -8 -9 -10 -11 -12 -13 -14
E段 E0 E1 E2 E3 E4 E5 E6 E7 E8 E9 E10 E11 E12 E13 C12
D段 D0 D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 D8 D9 D10 C11 D12 CD13
C段 C0 C1 C2 C3 C4 C5 C6 C7 C8 C9 C10 E14 F0 D11
B段 B0 B1 B2 B3 B4 B5 B6 B7 B8 B9 B10 B11 B12

 ※F0は「取消」を表していてEscと等価、CD13はEnterを表しています。


このキーボード用に「Japanist用の専用定義」が必要になる理由は、単純に「;」のとなりに「キーコードからしてBackspace/Escを発行するキーが来たため」ということかな。
 一般的なNICOLAエミュレータを使う場合には、【Backspace/Escの交代作業をしていない(=エミュ側では余計なことをしない)定義】を作ってあげる必要があると思いますし、たぶん容易に対応がなされるでしょう。


 ただし……一つだけ気になるところが。

従来のUSB接続と比べて「シフト動作」・「変換動作」の判定ミスを軽減
(from http://www.saccess.co.jp/oasys/fmv-kb232.html )

 これが「単独打鍵時と同時打鍵時でキーコードorキーコード送出タイミングが変わる」仕様だったりすると、ちょっと厄介かも……。