記事【(TitleOnly)親指シフト「キーボード」は、人間工学に基づいた設計指針を採用してなどいなかったのではないか?と邪推してみるテスト。 - 雑記/えもじならべあそび】に関するお詫びと訂正。
(過去:(TitleOnly)親指シフト「キーボード」は、人間工学に基づいた設計指針を採用してなどいなかったのではないか?と邪推してみるテスト。 - 雑記/えもじならべあそび)
kouyさんから該当コメントをいただくまで、この記事の何がどう狂っていたのか、ということを把握できていませんでした……。
いざ指摘いただいてみれば、それこそまさに
うわッ、どんだけ間抜けな方法で論理を支えてようとしてるんだよ……orz。
という感じでした。
今回の根本的な誤りについて。
今回の記事は、まず「なぜ親指シフトキーの高さは、キーボードの品種によってばらついているのか?」という疑問から始まりました。
そうして【http://homepage1.nifty.com/cura/oya/oyakey_truth.html】を拝見しているうちに、「昔のキーボードは下段と下機能段の間がツライチだった」ことに気づきました。
【私の主観では】「親指シフトをするキーボードでも、下段と下機能段の間はツライチでよいのではないか」と思う……というところはそのままなのですが、それをどこでどう間違ったのか、【そもそも製品として】「親指シフトをするキーボードでも、下段と下機能段の間はツライチでよいのではないか」というふうに、前提を解釈し間違えてしまいました。
単純にオレサマ理論のまま展開すれば、妙な拡大解釈にはならなかったはず……なのですが、どこをどう間違ったのか、視点が「世間様モード」にずれてしまって、そこからすべての物事が狂い始めてしまいました。
この解釈ミスに気づかないままに「前提→結論」を組もうとしてしまったため、結果として
- 親指シフトキーの高さは【ツライチ】から【かさ高】へと変わっていった。
- 【そもそも製品として】「親指シフトをするキーボードでも、下段と下機能段の間はツライチでよいのではないか」と考えた。
- 現行スタイルの親指シフトキーボードに対して「改悪」という妙な解釈をくっつけてしまった。
という、間抜けすぎる話ができてしまいました。
ところが実際には、kouyさんご指摘のとおり、この記事においては「そもそも否定的なことを書かなくても、全く問題なく論理は成立する」話なんですよね……。今回の場合、
- 親指シフトキーの高さは【ツライチ】から【かさ高】へと変わっていった。
- 【私の主観では】「親指シフトをするキーボードでも、下段と下機能段の間はツライチでよいのではないか」と考えた。
- 現行スタイルの親指シフトキーボードに対して「(既に高評価を得ていて信頼できる)もう一つの解を復活させる価値がある」のではないかと考えた。
と、こういうロジックで話を組み立てれば、私が実際に言いたかったことは「漏れなく」言い表せることに気づかされました。
改善か改悪か……というところは、該当記事にとって「本質的に必要な話」ではなかったのですが、あの時点で「よいか・わるいか」という方向にズレたことをキッカケに、「何を伝えたかったのかという根っこの部分」から、どんどん離れてしまったようです。
ってゆーか、私はあの記事で何に腹を立てていたのだろうか……それで解釈を誤っているようでは、お話にもならないですよね……orz。
もうすこし、物理的に頭を冷やしてみる*1ことにします。
今回お詫びするべき点について。
あのような「どうしようもない」勘違いを振り回してしまった記事を書いてしまったにもかかわらず、問題点を的確に指摘していただきました皆様に対し、厚く御礼申し上げます。
また、記事の内容について不快に感じられた方もいらっしゃるはずです……なんとお詫びすればよいのか、うまく言葉として表現できないものの、申し訳ありませんでした。
今日の反省点。
【予定は未定… - 雑記/えもじならべあそび】を、自分自身でもう一度読み直しました。
とくに、自分で書いた【けん盤配列スレッドメモ。 - 雑記/えもじならべあそび】と、そもそもこの分野に興味を抱くきっかけになった【http://suzumizaki.at.infoseek.co.jp/himeodorikosou/20020225.html】については、3回ずつ読み返しました。
当時抱いた「理想の姿」を、ふたたび確認することから、もう一度やり直してみないとダメですね……。
記事編集中にWebを検索しつつ、思い描いていた狙い。
- 富士通の高見沢電機に対して、なにか「超高頻度でロット生産が可能な製品のアイデア*2」を提供できないだろうかと考えた。
- 「親指シフト生誕30周年記念」(2009年1月8日)には間に合わないものの、「日本語電子タイプライタOASYS生誕30周年記念」(2010年5月7日)に発表可能な、「OASYSらしい記念碑的製品」としての歴史に見合うキーボードができないだろうかと考えた。
……って、私がこんなことを考えても、仕方がないのかもしれないですけれども……。