メモ。
絶縁トランスは許容電力容量が大きいものほど静電容量が増えてしまうので、容量性結合によるノイズの透過量が増えてノイズの遮蔽特性が劣化する。
これは普通のケーブルでも言えることなのかも。
MOGAMI2534などのQUADケーブルは「ノイズ対策を優先して音質を多少犠牲にした」もの(メーカーページに解説がある)なのだけれど、その原因は静電結合の多さなのかも。
静電容量は「導体同士の距離が近いほど・導体の面積が広いほど・導体が薄いほど」大きくなるはず……だから、QUAD→密平行線→単線粗より(粗平行線)の順で静電容量が少なくなっていくのかも。
静電容量が少ないほど高域落ちが少なくなる。
抵抗性はこの手の構造では(ほとんど)変化しないはず。
後段に接続される機器が持つインピーダンスカーブと、ケーブルが持つインピーダンスカーブとの分圧比によって「後段にかかる周波数毎の電圧変化=音のキャラクタ」が決定されるとすると、ケーブルの「構造」によって音質変化がもたらされることになる、と。
これは、先の配線案「その6」「その7」と矛盾しない。
……で、メッキの効果があるのかどうかについては、どうやって調べればいいのだろうか。
検証手順が全く思い浮かばない。