読書状況メモ。

 タイトルの胡散臭さで損をしていると思う本(人間この信じやすきもの)*1をようやく読了、もう一冊の同種著(さあ才能に目覚めよう)*2をようやく読み始める。

*1:きわめて大雑把に言うと、「偶然」を「偶然ではない」と誤認してしまうプロセスについて論じた本。世の中の「科学的論文」が、ほんとに「科学的用件」を満たしているのかどうかを疑ってかかるための、取っ掛かりになる……という、ちょっと面白い本。けん盤配列系の論文──たとえば親指シフト論文とか、TRONかな論文とか、新JISかな論文とか、ロマかな論文とか、M式論文とか、その他いろいろ──同士の間にある矛盾が、どうして発生してしまうのかというところを、わりと的確に理解できるようになると思う。

*2:この本のタイトルは、明らかに【さあ天職を探し出そう】であるべき。中身が至極マトモなのに、なんでこんなインチキ臭いタイトルをつけちゃったのだろう……もったいない。別の視点で行くと、それこそ13歳のハローワークの大人版……という感じだろうか。