Reudoの「親指シフト・エミュレーション向き」キーボード。

 これはぎっちょんさんの記事経由で。


 【http://www.vshopu.com/item/2084-0301/index.html
 まえに持っていた(けど壊れたので捨てた)おなじくReudoのキーボード【http://www.vshopu.com/f_FKB66PU/index.html】とは違って、変換キーが「右手親指領域全部」を覆っています。
 ワープロ時代を知らないユーザーさんが、皆そろって「左手でスペースキーを押して変換している(らしい?)」という事情を知ってか、左手側に大きなスペースキーを配置しています。
 普段の私の使い方(右手親指でスペースキーを押したい)からすると、かなり困った仕様のキーボードなんですよね……このキーボードで「右手親指でスペースキーを押す」のは、ちょっと厳しいかも。
 そのうえ、無変換キーは東芝ノートPCよりも外側に寄っているので、実際買うかどうかでかなり迷っています。


 もっとも、以前「パピヨンの親指化」をしたときにひやりとさせられたような「メンブレン配線パターンの変更」など必要なしに、親指シフトキーボードとして使えるようになっている、という点は、結局○なのだと思います。
 それと、このキーボードは折りたたみ可能なコンパクトキーボードとしては珍しく?きちんとパンタグラフ構造になっているそうで、パピヨンを使っていたときのいらいら感を感じることなく打てそうだというのは興味あり。


 入力法の観点から気になることといえば、「やっぱりJISかなに対応していない」ということ。厳密には「キープリントなし&キー移動やFn操作併用などの問題があって、実用的に使うのは無理」という話なのですが……右手キー周辺の記号キー類が妙なキーピッチになっていたりするので、普通にローマ字入力をするにもちょっと不便に感じるときがあるかも、という気はします。
 NICOLA以外の入力法ではどうか、という視点で行くと……「龍配列」などのように、けん盤全面を使う入力法にとっては(JISかなが厳しいのとまったく同じ理由で)厳しい、という制限がありそうです。
 一方で、それこそ「3段32キーの範囲」で主要文字が収まる入力法で運用する限りは、ぎりぎり使えそうな雰囲気があります。


 これの売れ行き如何で「今後の携帯キーボードデザインが決まる」のかも?という気もするので、こういう配列を支持したい方は、今のうちに買っておく方が良いかと思います。