SocialIME×繭姫、特定環境であれば動作可能らしい。
【http://www.social-ime.com/】
前に試した第10版のときにはぜんぜんまったくダメだった……のだけれど、今回試した第11版は、繭姫との組み合わせである程度動く模様。
使用条件は前回と同じで、繭姫側設定の「IME」欄で、以下のように設定するだけ。
- 「次の漢字変換では常にQWERTY並びのまま出力する」のところを、空欄にする。
- 「SCS_SETSTRが利用可能であっても使わない」のところに「0x:digit:?{8}\(.*\)」を突っ込む*1。
Firefoxなどではうまく動いてくれない(これは繭姫の有無には関係がない)のだけれど、Notepad.exeなどであればとりあえず使えるようなので、動作テスト程度であればいけそうな感じ*2。
SocialIMEは「Qwertyロマかな」以外まったく対応していないのだけれど、繭姫経由であれば「とりあえずは色々な入力法が使える」ということで。
……JISかなの実装が難しい、ということがあるのかどうかはわからないけれど、できればローマ字変換テーブルを差し替えるなどして「月配列」あたりが乗るようになってくれるといいなぁ……などと思ってみたり。*3
事後_〆(゜▽゜*)。(2008年4月6日15:05:02追記)
SocialIMEを導入後、どうやってもfirefoxでは動かないなぁ……と思っていたのですが、いったん再起動したら、なぜかfirefox上でもまともに動くようになりました。
うーん……やっぱり、システムそのものの再起動そのものが必要なのかもしれないですね。
いまfirefoxのテキストボックス上で、先の設定通りにしてSocialIMEを使っています。
気になる所は……
- 「──」や「……」などを直接入力することが出来なくなってしまった……これは個人的には微妙。ペン入力との併用も同様ッぽい。
- ESCキーを押したときに、「変換前状態(MS-IME同等)」でも「入力前状態(ATOK同等)」でもなく、「全確定」になってしまう……これはかなり使いづらい。
- いったん無変換キーなどを押してカタカナ変換を掛けてしまうと、ひらがなに戻らないときがある(というか、挙動が解らない)。
……と、こんな感じ。
変換精度は微妙なのだけれど、学習効果が適切にかかっているためか、ここは使い込めば良くなるかも。
ただ、辞書だけでなくて「変換候補順序」もみんなで共用している仕掛けのはずなので、ここがそのうちややこしい問題を生みそうな気はする。
いずれにせよ、今後に期待しつつ、とりあえずは常用IMEとして使ってみたいところで。
*1:かな文字などは普通にIMEへと渡されるものの、たとえば「──」などのような文字は素通りしてしまうので注意。
*2:よく考えてみたら、これって「詳細なテキストサービスを拡張」しないとダメなんだよなぁ……キー配列入れ替えツールと逆の要求なのか。とはいえ、うちでは(WindowsXPのTabletEditionを使っているので、その絡みで)「拡張」にしているけど、それでもFirefoxではウンともスンとも言わないんですよね……なぜだッorz。
*3:……って、そこはキー配列入れ替えツール経由でやればいい話だな。もっとも、キー配列入れ替えツールに対応されていない現時点ではどーにもならないわけで……。入力法についてはQweロマかなとJISかなだけの対応でいいから、キー入力入れ替えツールからの出力をしっかり受け取ってくれるようになってほしいなぁ……と。