メモ。(2008年3月21日10:42:07に最新の追記をしました)

 fuzzy2さんからいただいたトラバに関する補足説明(自分用のメモ)。
 最初の話題は「キーボードがNキーロールオーバー対応ではなく、2キーロールオーバー対応だった」ということ。
 シフトが絡むロールオーバーができない代物を許容してきたのは「機械式タイプライタのように打ちたい」=「機械式タイプライタの様に打ってもらえば大丈夫だろう」という、設計思想からくる問題が絡んでいそう。
 これは1990年代のFM-Towns用キーボードでも2キーロールオーバー仕様は同じだった(って、何でそんなことを覚えているのだろう……ああ、それを見て「嫌な予感がした」から覚えていたんだな)*1。タイプライタ打ちになれていない人(私とか)にとってはかなり厳しい話。
 いまのエミュレーション環境では、普通のUSBキーボードIF(PC側)がたしか6(+2)キーロールオーバーをサポートしている*2から、キーボードがNキーロールオーバー対応なら、たいていこの点は大丈夫(KB613とかは未調査)。
 あとはケータイ更新では厳しいので、家に帰ってから……と。

2008年3月21日9:57:51追記。

 えらく久しぶりにTypewellをやってみたところ、TypewellJK(JISかな用)で平均3.47打/秒となっていました……ただし、280打のうち30打は「エミュレータが濁点を勝手に別打ちしているだけ」なので、これを減じた飛鳥のアクション数で換算すると……3.47**3については、ようやく「185操作/分→770文字/10分」へと修正することができそうです。


 んー……タイプウェルでダメなとこを検出→増田式で特訓、というパターンは(私にとっては)かなり無理らしく。
 どうやって苦手パターンを効率よく確実に検出するべきか……このあたりは考え中。

2008年3月21日10:38:08追記。

 「JIS化が前提」の話……JIS X 0213:2004がらみの話題が出ていたときに、確かMicrosoft側のコメントして「MicrosoftはJIS規格に従う」とかいうコメントを載せていた記事があった……様な気がするのですが、正確なキーワードを覚えていなくて、該当記事を探し出せませんでしたorz。

2008年3月21日10:42:07追記。

 ……はてなブックマークに記録したと思っていたら、記録先はここの日記だったという間抜けっぷりに意気消沈。

ちなみに、Justsystemが乗ってくださるかどうかは解りませんが、MicrosoftはJIS規格化が成功すれば乗ってくださるかもしれません。文字コード規格である「JIS X 0213:2004」への対応時に、興味深いコメントを放っているようですので……詳しくは下記記事の最下部を参照願います。

http://www.yomiuri.co.jp/net/itmedia/20060517nt06.htm

 Microsoftが絡みやすいように……というわけではないのですが、今回は時代に即するカタチを目指すために「アクセシビリティ対応」をいくつか追加しました。

http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20060522/1148247937

 これらは「ユーザエクスペリエンス」の向上を目指す事にも直結します。

 親指シフト界隈では見かけなかった言葉なので、ちょっとご紹介させていただきます。

http://usability.novas.co.jp/glossary_10.html

 親指シフトのそれは、「良いユーザインターフェイス」よりも「良いユーザエクスペリエンス」に近い気がします。
(from NICOLAフォーラム/ソフトウェアに、(1レスとしては明らかに場違いな)長文をポスト。 、太字部は本日強調 )

 ……しかも、URLを当たってみたら、該当記事が削除されていたという事実。そりゃあググっても見付かるはずはないですねorz。
 AppleではJIS X 0213:2004についてもう少し突っ込んだ対応をしているという、安岡先生による話もあります。
 こうした絡みを見ていると、基本的には「JIS規格化されているものには対応する。他は自分とこでやりやすいように決める。」という感じのスタンスが、商業分野では一般的なのかなぁ……と。
 で、JIS規格(近年の新規登録関連)のほうについてもチラッと調べたことがあるのですが……基本的に「十分に普及しているか、これから普及するかのいずれかであって、かつ統一しないと市場に混乱をもたらすもの」というのがイマドキの条件らしく、新JIS規格ができたころの条件(性能が含まれていて、普及率は含まれていない……からこそ新JISがあの配列で成立できた)とはちょっと違っているのかなぁ……という印象を受けました。
 それと、「特定のけん盤配列」をJIS化しようと動いた場合、「特定以外のけん盤配列」を設計された「発言権を持つ立場にある配列屋さん」が異論を言い出すに決まっている(当時のデータを持ち出した時点ですべての配列が否定される可能性すらある)ので、このセンは昔も今も(いや、今のほうがむしろ)あり得ないかな……と。
 個人的には、JIS X 4064:2002「仮名漢字変換システムの基本機能」にアップデートを掛ける形で【他の配列を実装するための仕掛けと、その仕掛けに対応する配列定義をそれぞれ規定する】(=配列の直接定義ではなくて、配列を定義するための仕掛けと、配列そのものを分離して規定する……ちょうど「キー配列入れ替えソフト」のように)ような方向でいくしかないように感じています。
 ……もっとも、「配列を規定するよりはまだ実現可能性がある分マシ」という程度であって、「実現可能性そのものがまだない」という点は、なんとも仕様がないという事実があります……うーむ。

*1:キーボードが2つ示されていて、JISキーボードはNキーロールオーバー親指シフトキーボードは2キーロールオーバーだった、というところが、印象に残っていた真の理由なのかもしれない。

*2:PS/2インターフェースではもっと多くのキーロールオーバーをサポート(「Steel Keys 6G」あたりは最大で9キーロールオーバー対応?)していて、ゲーミング向けキーボードはPS/2を基本にしているのはその絡みらしい……。速記系配列を作るときにはこのあたりが結構重要になってくるので、配列と定義内容によっては「推奨キーボード」をWikiへ載せるなど、工夫が必要だと思う。

*3:280-30)/280)≒3.09打/秒、ですね。  前にもまったく同じ事を感じた気もする……のだけれど、やっぱり私にタイプウェルは合わない……目が痛くなって3回でダウンしましたorz。  ロマかなのときもまったく同じところ(70秒を切る直前)で躓いたので、これはもう「タイプウェルの表示方式」と「私の目」の間の相性問題としか言いようがないのだろうか。  とりあえず、fuzzy2さんとこに書いてきた「80操作/分→770文字/10分」というおかしな数字((770文字/10分を出すためには、どう考えてもその倍のかな文字入力速度……1分換算で154打は出ていないと、(増田さんの説明が正しいと信じられる限りは)つじつまが合わないんですよね……。