メモ。
- JISかなは「漢字かな交じり文」に対する別解。
- ロマかなはJISかなに対する別解。
- 親指シフトはJISかなとロマかなに対する別解。
- 新JISかなはJISかなとロマかなと親指シフトに対する別解(同時打鍵も普通のシフトもダメ、という感想からプレフィックスシフトを採用した?あくまでも推測だけれど、最近いただいた意見*1と配列登場時期からすると、新JISかなは「親指シフトが結局は対応しなかった、一本指打鍵への対応策を真っ先に実装した、かな配列」ということになる。)。
……というかたちで、本来は単純に「別解を求めて」配列が設計されたのではないか。
それが当時の配列実装方法の制限から「シェアを取らないとダメ」という理屈が出てきて、論争好きなのが論争のネタとして使い始めたのではないかな……。
その名残りが四半世紀後の今になってもくすぶっていて、グダグダなまま進行している……と。
……って、なんか変だなぁ。
2ちゃんねるの配列界隈スレッドも、配列系blogのほとんども、数年前あたりからそういうグダグダ進行を脱しているような気がするのだけれど。
2ちゃんねるにいたっては、すでに「配列乗り換え報告をしている人がいても、(それが当然起こり得ることが理解されているから?)全く荒れる気配もなく、リスクに関しても気兼ねなく聞けるし、気兼ねなく応答できる」段階までシフトアップしている……ようなのだけれど、それとくらべてblog系の「論争?」を見てしまうと、思いっきり過去に引き戻された気がしてしまう。
この差はいったい何なのだろう。
「同時打鍵」「親指キーシフト」には*かなりの*好き嫌いがあるようだから、この点をすっ飛ばして何かを書こうとするのはそもそも変なのかも。
うーん、こういう場合に「行段系」を出せるか、というと、まだ「Qwerty英字入力に関するガセネタ」が残っているから、まだ早いのかも。
親指シフトとローマ字入力を比較しようとしても、あらゆるところが違うから、説明のやりようがなくて困るし……ここは間に「月配列」をおいて、そこから両者への差分を説明するようにしないと、感覚として理解しづらいのかも。
……ふと思ったのだけれど、キー配列の案内をするときに、図の中央に置くべき配列というのは「月配列(満月)」なのかもしれない。
満月版にも若干の癖はあるとしても、配列のニュートラル感は必要充分に備えていそう。
今までは(私も含めて)「NICOLA経由で何かへ移行する」パターンは割と見かけた気がするのだけれど、その位置に「満月」がくると、より「抵抗感の受けにくさ」が得られるのかも。
……うまく行くかどうかは、まだ解らないけれど。
*1:「実際にとことんやってみて、こりゃダメだ!と判断した」方による話なので、無意味なイメージ批判とは違って「わかりやすく的確な指摘」がなされています。私が同じメに遭遇すれば、やはり同じように記録するだろうなぁ……と、妙に納得。こうした「実際に使った方による」的確な指摘をいただけるというのは、個人的にはとてもありがたいことだと感じています。