(メモ)漢直にも「覚えやすい(≒忘れにくい)漢直」と「覚えにくい(≒忘れやすい)漢直」がある……のだろうか。

 このあたりはまったくの想像なのだけれど、最近配列Wiki漢直けん盤リンク集(のG-Codeに関する部分)が改定されたあたりから、少し興味を持っていたり。
 うーん……漢直もいくつかのグループに分けないと、漢直リンクを見て「どういう配列なのか」を理解しづらいのかも。

  • 頻度順、打鍵性重視、無連想。
    • T-Code、TUT-Codeなど?
  • 意味順、忘れにくさ重視、無連想。
    • G-Code、超絶技巧入力など?
  • 意味順、忘れにくさ重視、連想。
    • 音連想&部首連想な連想漢直系すべて?。

 このあたりはまるっきりわからないので、もちろんメモの域は出ないのですが。


 一瞬、G-Codeのページを見ていて「ああ、かえで化してK-Code*1でも作ろうかしら……」などと、アブナイ考えがよぎってしまったのは、ここだけの話……カナ系の小改定だけでもすでにいっぱいいっぱい(しかもやり残しがある状態)なのに、それはさすがに無理だろ……と。


 とりあえず、(打ちやすさが劣化することは承知の上で)飛鳥を崩して「かえであすか」を作ってみて実感したのだけれど、やっぱり「忘れにくさは、けん盤配列が持つべき性能のひとつ」なんじゃないかな……と。
 「使用頻度が高くて忘れにくい」ものは、使いやすくなるように配字するほうがいい。これは飛鳥の段階ですでにわかったことで。
 けれども、ある程度以下の使用頻度になってくると、どうしても「忘れにくさ」に頼ることが必要になってくる……と。
 それがかな文字である「ぬ」レベルですら必要になる(けれども、かえであすかでは対策できなかった)としても、このあたりであればまだ「普通に使っていれば使う」から、まだいい……のだけれど、それが「ぱ」レベルにまで使用頻度が低下すると、それこそ「とにかく訓練・忘れないように記憶維持練習をする」か、あるいは「忘れにくさをつかむために、けん盤配列側をどーにかする」かの、どちらかが必要になってしまう気がする。


 漢直系でも、なにか良い方法はあるのだろうか……と考えてみたときに、今まで数年間に配列界隈を見てきた感想から直感で言うと、現時点では「(低頻度かなと漢字部分に限定して)意味順、忘れにくさ重視、無連想」あたりのなかに、(個人的な理想から見た場合に限っては)ちょうど良い解が眠っているのではないか……と、そんなことを考えてみたり。

2008年3月9日22:49:02追記。

 「かえであすか」化試験と「かえでにこら」化試験を元に、ふと思ったことを。漢直でほんとに効くかどうかはまるで不明。

  • ひらがなの「ぬ」よりも使用頻度の高い漢字があれば、それは無連想で配字していいと思う。
  • それ以外の漢字については、「50音順」のような学校で習うルールに紐付けするか、意味連想でつながる漢字をグループにするほうがいい。
    • グループ化した中で、特によく使う漢字を「キー漢字」として打ちやすい位置に配字し、そうではない漢字をその付近に配字する。
  • 練習する順序は、次のようにする。
    • まずはひらがな。記憶負担が大きい方法だとひらがなだけで大変なので、ひらがなは50音順にしてしまう方がいいのかも。
    • 次に「キー漢字」。漢直してるんだぞ!という意識が自分で持てるように、私文書で使用頻度の高い漢字がキーになっていると良い。
      • この「キー漢字」自身も連想記憶できるように並んでいると、さらに錯誤を少なくすることができるのかも。
    • キー漢字を交ぜて文章を書けるようになったら、後はキー漢字に紐付けされた漢字を「キー漢字グループごとにまとめて」練習する。
      • このあたりは、かな系で「行連想」や「清音-濁音-半濁音連想」をかけると【低頻度かなを忘れにくくなる】ことがそのまま使える。

 

*1:基本的には「漢触こーど」方式で、漢字部分をG-Codeのようにするとか。同キーの2連打を打ってからほかのキーを打つ……という操作の替わりに、2打目に親指シフトキーを併用する方法をとることが有用かどうかは不明だけれど。