メモ。

 勝間さんが「配列を4種試して」親指シフトに決めた→いま「親指シフトは1.7倍速く打てる」と言及されている……この1.7倍という数字に違和感があったのだけれど、それぞれの配列を試した期間が短ければ短いほど、その数字は「1.7倍」に近づく。この数字を採用しているのならば、練習期間を明らかにしてから「1.7倍」の数字を出せば、【いま他の配列に習熟している方から見た違和感】の問題は解消されそうな気がする。
 私は昔、松下のワープロで入力法を決めたときに、「JISかな・新JISかな・50音かな・Qwertyローマ字」のそれぞれを1日ずつ試した結果として「JISかな」を選んだ……のだけれど、それと似た期間で選択すれば、打鍵数の差が速度差に直結して見えるのは、とても自然なことだという気がする。


 それと、配列による効率改善のうち、何打分が増速に使われて、何打分が余力になるかというのは、二次元的なグラフによって表すのが適当なのかも(運指距離についても同じ様なグラフが要るはず)。人によって「快適寄り」に感じたり「速さ寄り」に感じたりと差違があるのは、その二次元座標上に描かれた線分のうち、どのポイントに自分がいるのかによって変わってくるから、「快適か高速か」で論争をするのは変な話……ということになる。

 この赤い線分が「直線」になるのかどうかは不明だけれど、たぶんこんな感じ。こう書いてみると、「Rayさんと私で、使っているものが同じなのに意見が合わないのは、(そもそも言及点がずれているのだから)すごく当たり前の話」ということになるのか……orz。
 立ち位置が違えば「楽さ」と「速さ」のうち、どちらの恩恵を多く受けるかは違ってくる……と。
 もっとも、「楽さ」については「打つときの楽さ」と「記憶・想起の楽さ」を別々に表現しないといけない(「速さ」は、最終成果である「仮名漢字交じり文」ではかればいいからまだマシ)から、その点でちょっとややこしくなるのだけれど。