メモ。

 いいかげん、FC2 BlogにもCaptcha認証を追加してほしいです……それでなくとも対FC2ではなぜかSPAMコメントが多いというのに、延々と対策されていないというのはかなり微妙。


トヨタ プロダクションシステム―その理論と体系

トヨタ プロダクションシステム―その理論と体系

 いまだに読書中……途中の興味があるところだけを読んでから先頭に引き返して、今はp.270あたり。
 たいていのトヨタ式本は「現場上がりの人」が書いていて実践的には役立つ……のだけれど、それぞれの本を何冊も読んでいると

  • 「これは同種の本に書いてあったよ!(重複)」
  • 「これは他の本で重要だとあったのに、この本にはないよ!(漏れ)」
  • 「これは他の本で重要だとあったのに、書いている目的が違うよ!(ズレ)」

に毎度のごとくぶち当たることがあって、かなり微妙*1でした。
 その点これは「そういった情報を収集して、一つの本にまとめた」形態なので、重複・漏れ・ズレがない……というのは、読んでいて気分が良いですね。
 こういうところはまさに「学者さんがもっとも得意とする分野」なのだと思うのだけれど、その期待をまるで裏切らない構成になっているのは興味深いと思う。
 ……ほんとは、この本を真っ先に読んでもらうほうがいい(他のトヨタ式本をン万円分買うより、この4935円の本1冊のほうが、よほど役立つ)……のだけれど、とっつきにくい厚さなのが問題か。
 全部読了したら、またまとめコメントを書くつもり。
 ……で、途中ひとつ気づいたことが。「理想の」生産方式を実現するために必要な考え方として、

誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)

誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)

によるものが「必要だ」という視点がある……と。これはp.268で明示的に書かれているのだけれど、それ以前にもちらほら出ていたり。
 製品の使い方に関することと、製品の作り方に関すること、その2つは「人が何かをする」という意味では同一なのだから、確かにこれは当たり前の話なのかも。

*1:このあたりがなぜ微妙なのか……という点については、

ロジカル・シンキング (Best solution)

ロジカル・シンキング (Best solution)

をごらん頂くと解りやすいのかもしれませんね。