メモ。

 再生紙の白さは古紙の率ではなくて、混ぜた古紙に含まれる色素(インク・紙質・汚れなど)の量で決まる……のだから、偽装や漂白などをしてまで「古紙配合率○○%以上」を基準にするというのはやめて、素直に「白色度目標○○%」とか「目標コントラスト比○:○」とか、そーゆー基準に変えればいいのに。
 この場合、ルールが守れるかどうかという問題以前に、そもそもルール自体がヘンなんじゃないかなぁ……本音とタテマエが乖離したままでは、この手の問題は永遠に解決しないよ。ルールが守れないのは「守りようがないルールだから」という可能性は高いだけに、ルールを「供給者と消費者の双方にとって有用となるように」改定することは、むしろよいことだと思う。
 週間少年誌で使われている紙じゃないけど、黄色ッぽかったり紫ッぽかったりする紙がゴソッと入っている……なんて変り種の再生PPCがあっても、普通紙対応のレーザプリンタ&インクジェットプリンタに通りさえすれば、それはそれで別に良いんじゃないかなぁ……なんて思ってみたり。
 それを選ぶか否かはユーザの自由だし、「売れ行きの悪い(=使いづらい)色の紙ほど安い」という価格設定があってもいいと思う。
 #少なくとも、似非再生PPCに無理やり裏面再印刷して可読性を落としつつ使うよりは、変り種の再生PPCに片面印刷してさっさとリサイクルに回すほうが、業務効率から考えてもメリットが大きいと思うし。


 それと、飛鳥スレッドに「飛鳥と下駄のどちらが楽か?」という話が出ていた……のだけれど、それは「人によって感じ方が違うはずだから、自分に合うものは自分で試して確かめるしかないです」というよりほかに、まともな回答はなさそうですよね……。
 両方やってみて「○○の方が楽だ!」という結論を出した方が居たとしても、ほかの方が必ず同じ評価に至るとは限らないあたりが、けん盤配列(を用いた運指動作)のややこしいところですし。
 個人的には、【気になったものは、結局気になった順序に試してみて、それで決めていく】しかないかなぁ……と思います。
 飛鳥と下駄では「どの指をもっとも使うか」「シフトをどういう風に使うか」「左右の手にどう負荷を振り分けるか」というスタンスがまるで違うので、大きな差がある二つを体験してみれば「どちらか片方がしっくり来て、どちらか片方がしっくりこない」という風に、割とはっきりした感覚差を得られるのではないかな……と。