(メモ)就寝前の未了記録。

(未来:(メモ)【気づく化】=【良い気づきの種】=「デザイン本」+「非常識な常識本」+「第一感本」+「速読本」+「見える化本」=【視点の変更】。)


 見事に就寝予定時刻を64分も過ぎてる……まるでダメじゃん、早く寝ないと。


誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)

誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)

 ──pp.1-224のみ読了。安岡先生の指摘があったので心配だった(というか、鵜呑みはできないと覚悟した)のだけれど、まだその章までは進んでいない……ことと、全体的には興味深い話が多い。
 ただし、「誰を対象に書いているのか」という部分での不思議さは残る。帯を見る限りは「一般的な読者のために」書かれているように見えるのだけれど、ヒューマン・マシン・インターフェースや工業デザインについて興味のない方にとっては、わりと退屈なケースが多いように感じるかもしれないし。
 かりに書店でこの本に出会ったならば、ぱらぱらとめくって前半の「写真や図版のみを見ていく」ことをおすすめしたい。そのときに「眉をしかめてみたり、思わず笑いがこらえ切れなかったり」するようであれば、あなたは本書を読む価値があると思うし、あなたは本書の価値がわかると思う。

2008年1月3日13:38:32追記。

 とりあえずpp.1-244まで読了。
 問題のけん盤配列の部分についても読んだけれど、結局「資料を選び間違った」にもかかわらず「I/Fデザイン屋としてまっとうな答えに行き着いている」ところからして、「始めから答えは決まっていて、とりあえず資料を使って補完した」と考えないとつじつまが合わないかも。
 p.244の答えは「Art.Lebedev製のフル有機LEDキーボード」がその第一段階として出ているし、Qwerty/Dvorakの歴史については安岡先生の次回作でスッキリ表現されると思うので、将来同様の本を記述する方の本についてはより正確性があがるはずだと思える。
 著者が示す未来像には「キートップの表示を変えられるけん盤」(p.244)が必要だ、としているのは、いかにもデザイン屋さんらしい発想だと思う。それと、「初めはわかりやすく、かつ使い慣れれば快適になる余地があること」(p.288)を示していることも興味深い。