勝間さん書籍のメモ(無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法・無理なく続けられる年収10倍アップ手帳2008)。

(過去:(無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法関連)「親指シフト」が使いやすい「JISキーボード」を搭載するノートPCの条件は何だろうか。)
(過去:「親指シフト - Wikipedia」改訂案)
(過去:(疑問)「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」→「親指シフト - Wikipedia」。)
(過去:(読書メモ)無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法。)


 今回は読書メモ……というような話ではありません。
 #今までの話を「時間軸ベースで展開するための方法」を示していて、ノウハウそのものはそのままなので。


無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法

無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法

 p.197──以前の無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法ではあいまいだった(→Wikipediaで勘違い記事が追記される原因になった?)点をばっちり解消していただいている。エミュレータについての振りもあり、この点でも◎。
 勝間さんにあこがれてこの本を買った人が「できる人のまねをすること」を実践しようとする場合、現実的には「勝間さんが選んだ」親指シフト以外の方法が選択されることはないと思う……けれど、それと前出の件とは無関係だからいいか。


 内容に特に目新しいところはない(主張にブレがない)……と思ったら、「時間管理」に関して「効率化よりも【捨てること】をまず考えよ」の話が(前の書籍をちら見したところ、多分書いてなかったような?)。
 この話、改善の4原則から頭文字をとって【ECRS】という風に説明されている話が元となっているはずなのですが、その4項目をあげると

  • eliminate──排除しても成立するものは排除する。
  • combine──複数の処理を同時に行う(結合する)。
  • replace──別の方法に置き換える。
  • simplify──簡素化する。

となっています。
 この中で「もっとも効果が大きいもの」として示されるのは【eliminate】だと説明されていて、このことを「個人の時間管理」にも当てはめることができる……ということを、本書ではもっとも重要だとして記しているように感じました。
 #改定版を作る機会がありましたら、できればキーワード「ECRS」を含めていただけると(検索キーワードの幅が広がるので)良いかも……と感じました。
 

無理なく続けられる年収10倍アップ手帳2008

無理なく続けられる年収10倍アップ手帳2008

 NICOLAの紹介が「親指シフトウォッチ」さんを経由する形で行われている。
 正直、(ナイスアイデアだとは思うけれども定石ではない、という意味で)これには驚きました。
 ……あっ、毎回公式サイトだけを紹介するというのでは微妙だから、という話なのかも。

この本の使い方。

 んー……日本に住む人の「地域性」を考えると、個の自立を得意とはしない土壌からして、そのまま実践するには厳しいかもしれない。
 むしろ、所属する団体単位で「全体効率を上げるために」利用するほうが、島国事情に見合っていて良いかも。
 たとえば……会社で利用しているグループウェアについて、この本の考え方を落とし込んで再構成してみるとか。
 全体効率に関しては、声高らかに叫ばれている割にはうまくまわっていない……という節が見られる部分があるのだけれど、そういった矛盾を解消するためのルールとして活用しやすいのかもしれない。