プロケーブル謹製のスピーカスタンド登場!

(未来:音響メモ──「音の焦点」をプラセボ少なめで調整するための配線案(マニュアル・サウンド・フォーカスのための実験回路)、その3。 - 雑記/えもじならべあそび)
(未来:プロケーブル方式の特許スタンドについて、以前のスチールラックスタンドを組み直してテストしてみた結果から思うこと、一般の家庭で導入する場合の障壁、相手先ブランド供給(OEM)の可能性について。)
(未来:音響ネタについてのメモ(0:55AM記録開始、7:59AM記録終了)。)
(未来:プロケーブル方式「音響理論」に関するメモ。)
(過去:実際に「簡易スピーカスタンド」のテストをしてみた。)
(過去:(メモ)簡易スピーカスタンド……はどうしようか。)
(過去:「スピーカの置き方」メモ。)


 http://www.procable.jp/products/stand.html
 http://www.procable.jp/setting/50.html
 ……いまいちイメージしづらかったものの、スタンド「単体」の考え方はそう極端には違っていなかった……と。
 #赤字による警告が、それを物語っているようで。
 ただ、私のテストは「傾斜を付けることが目的」であったのに対して、プロケーブルさんにおけるそれは「結果として傾斜を付けるよりほかに、選択肢がなかった」というものらしく、そこにいたる順序がまったく逆。ゆえに仕上がりがぜんぜん違う構造になっている……と、そういう感じなのかも。


 部屋隅に設置して、3次元的な傾斜を得るスタンド……というと、一般的には、カラオケ屋で隅っこのほうに天井吊りしてある、こんな感じのスタンドが見慣れていると思う。
http://www.bose.co.jp/assets/pdf/tech_data/cb_33_spec.pdf
http://www.bose.co.jp/assets/pdf/tech_data/cb_161_spec.pdf
http://www.bose.co.jp/assets/pdf/tech_data/cb_300_spec.pdf
http://www.bose.co.jp/assets/pdf/tech_data/gmk_4_spec.pdf
http://www.bose.co.jp/assets/pdf/tech_data/gw2_spec.pdf
http://www.bose.co.jp/assets/pdf/tech_data/mk_4_spec.pdf
http://www.bose.co.jp/assets/pdf/tech_data/t1_spec.pdf
http://www.bose.co.jp/assets/pdf/tech_data/wb_33_spec.pdf
 ここではBOSEのものを試しに掲示したものの、SRスピーカを作っているメーカーはどこでも似たようなものを作っているはず。
 ところが、これでは「15インチウーファーを積んだ30kgぐらいのスピーカ」を支持することはできないので、床置き用のスタンドにした……と、そんな感じなのかも。
 #あれを見て「部屋でホーン構造を作る」着想にいたったのだろうか……なにが元ねたなのか、とても興味深い気はするし、この点はとても予想外だったり。


 ただ、スピーカの角度については、今掲示されている図を見るだけではよくわからないんですよね……そのあたりは、今後の追記様子を見て見たいところです。
 いずれにせよ、「棒1本で5000円」というのは、国内生産でまともな金属加工をすると、どうしても行ってしまう金額だろうなぁ……という感じが。同じ目的を果たそうとする場合、普通に考えれば(まったく同じ加工方法をとる場合は)自作する*1よりも買ってしまうほうが安上がりになりそうな予感も。

(2007年11月1日18:31:17追記)釣竿セッティングに関する追記部分を拝見。

 「部屋のホーン化」に関するTipsがきれいに表現されていて◎ですな……なるほど。
 そのうち、スピーカの箱自体にレーザポインタが3つ*2ついて「はじめからセッティングしやすい」構造のものが製品化されると思う。(最も遅ければ)各メーカーから一斉に出るのは「あと15年ほど先」になるのだろうけれど、ひとつ楽しみが増えたな……というのが率直な感想。
 唯一の疑問は、箱の「側面や底面」を部屋の角に合わせるというところ……ぱっと考えると「ウーファユニット〜ツィータユニット間中央(あるいはツィータは無視してウーファのみ)」が基準にならなきゃいけない気がするのだけれど、そうではなくて「側面や底面」をあわせるというところが、なんとも不思議という感じ。
 うーん……一度(うちの簡易スタンドで)位置と向きについての追試をして、やってぴたりと来るようであれば「JRX115+プロケースタンド」への移行を検討することになりそう。簡易実験法が確立すれば、簡易的な効果確認はできると思うので。
 #実験次第では、他の箱を選ぶかも……とりあえずハブクマに記録。この違和感を何とか解消したい……。

2007年11月9日0:05:38追記。

 「うちのスタンドでもできるよ、3次元傾斜なら。」という話が。
 http://www.ne.jp/asahi/home/family.arts/faps_labo/jrx115_kaizou_report.htm
 だいぶ下のほう……2007年11月7日追記の話として載っていたり。
 両脇から支えるタイプのスタンドは特許取得済みらしいのだけれど、こっちは特許とかはとっていない……のだろうか。ちょっと調べた程度では、まるで見つからなかった……うーん。
 このスタンドの公知(≒販売開始)が先か、あるいはプロケーブルさんの申請が先か……いずれにせよ、どちらかが割を食うことは確定した様子。

2007年11月11日0:03:52追記。

 PA/SRシーンではおなじみ(?)のPEAVEYから、15インチシステム対応の天吊りスタンドが出ている。
 きちんと三軸構成で、いわゆる「三次元セッティング」が可能な代物。
 http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=571%5EVERSAMOUNT70%5E%5E
 うーん……これっていつから売っていたのかしら。

*1:0次試作のままいくなら安上がりになるだろうけど、1次試作や2次試作あたりに手を出したところで金額的にオーバーしてしまう……と、それぐらいの価格設定だと予想してみたり。

*2:いや、箱に付けるのならば「側面」と「底面」は分別する必要がないから、これは「背面」に統一して……それと「天面」をあわせた2箇所にレーザポインタがあれば済む、と。市販のレーザポインタでは「本体壁面に垂直に取り付けられる構造にはなっていない」から、調整するには釣竿法を使う(使い方によっては精度を出せないこともあるので注意)か、はじめからまっすぐに光線を出せるようにレーザポインタを組みつけておく必要があるはず。