(無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法関連)【覚えかけの無駄】は害でしかない、ということ。
(過去:(読書メモ)無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法。)
前に、
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2007/04/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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pp.79-83、【インプットとアウトプットには同じ「時間」を掛けよ】は……同書が指摘するとおり、なかなか実践が難しいかも。これは例外なく真。
「ワタシのコトバ」で明確に表現できるかどうか、それが重要……と。
記憶はイメージのままでは綺麗に定着せず、「ワタシのコトバで表現できるカタチ」を取ることで、始めて鮮明なイメージに仕上がるのかもしれない。
Rayさんが配列について「思考プロセッサ」という表現をとっていたけど、つまりはそういうことなのかも。
(from http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20070429/1177780350 )
あの後、ものすご〜く違和感がありまくりだったのですが、ようやくその理由がハッキリしました。
それは【インプットとアウトプットが等しい時間になるはずがない】というところで。
だからこそ「実践が難しい」と書いた……のかどうかは覚えていないのですが、今になって思い返せば、確かにそれを感じていたのかも。
……おそらく、私が何かを読み違えていたのだと思います。
「インプットして、インプットした分だけアウトプットしよう」では、インプット量が多くなりすぎると【情報の整理にかかる時間が急激に増える】可能性が高くなりそうです。
トヨタ式のアレで言うところの【最悪なムダは「作りすぎのムダ」。コストをかけて作ってコストをかけて保管するなら、始めからつくらないほうがマシじゃないか。】というところと、妙に絡んでくるんですよね……。
満足にアウトプットできないほどに大量のインプットをしてしまうと、仕事における「仕掛けのムダ」と同種のもの──勉強だから「覚えかけのムダ」かなぁ──が発生してしまう、と。
極端なことを言えば、「仕掛けのムダ」はまだマシなんです。
これは「見える化」すれば、きちんと見えるので、対策の取りようがあるわけで。
ところが、「覚えかけのムダ」については「見える化」なんて対策を取れるわけがありません。
すると、「覚えかけのムダ」を放置することは、「仕掛けのムダ」を放置することよりも遥かにヤバイ問題になるわけです。
「覚えかけのムダ」を排除するために取りうる対策はただ一つ、「欲張って覚えようとせず、アウトプットできる範囲でインプットを止める」以外にはありません。
仮に、教材などの単元で「ここからここまでが一日」と区切ってあるとしても、それを鵜呑みにして無理に進めては、かえって問題が起きることもある……ということになりそうです。
ということで、ちょっと表現を変えてみるテスト。
×【インプットとアウトプットには同じ「時間」を掛けよ】
↓
○【その日にアウトプットできる分量だけをインプットしよう】
……なんとなく、すっきりした気がする。ほんとは
△【機能インプットしたことをアウトプットして、それから今日のインプットを始めよう】
でも良さそうなのだけれど、記憶の定着は寝ているときに進むはずだから……。
実際には「インプット→寝る→アウトプット」よりは「インプット→アウトプット→寝る」のほうが、より整理された状態で記憶を定着させることができそうです。
これは、おそらく「覚えることが目的」であるか、あるいは「書くことが目的」であるかにはよらず、どちらにせよ必要になりそうです。