(メモ)はてなキーワード「自働化」を改訂してみた。
以前の版は確かに間違ってはいないのですが、「なぜソレで儲かるのか」「なぜそれで楽になるのか」「なぜそれで効率が上がるのか」を示せていない気がしたので、ひとまず色々と書いてみました。
全くもって整理されていないので、要推敲……ということで。
自働化のキーポイントというのは、今まで人力でやっていた「機械の監視」「機械の修正」のうち、前者はセンサーだけでできるので、ソレはセンサーに任せてしまいましょう……というところ。
「機械の監視」は【人が張り付いていないと出来ない】ので、【機械一台に人が一人】つかないとできないし、【監視能力が人によって異なる】という問題もあります。
この部分をセンサーによって行うことにより、【機械に張り付かなくても良い】状態をつくり、なおかつ【同じ監視レベルと同じ監視内容を常に実現できる】ことになります。
この方法にはもう一つの利点があって、【センサーで検出する方法】が確立できれば、ソレを他の機械にも水平展開で応用できます。
「いかにセンサーで不都合を見つけるか」という所については、まさに工夫のし甲斐があるところといえそうです。
センサーそのものも年々高度なものが安価に入手できるようになり、従来では検知にコストがかかりすぎていた「色・反射度・形状・傾き・微小移動」などを検知するセンサーも、容易に導入できるようになってきています。
「カイゼン」というと、なんとなく「人間の能力ぎりぎりまで何とかすること」を連想しがちなのですが、すくなくとも自働化の思想はソレとは別物です。
一番肝心なのは、自働化の思想というのは「今までできなかったことを、できるように変える」という、一種の達成感を引き出しやすいところにあるのだと思います。
ここで興味深いのは、これが「訓練を重ねて、どれだけ必死に働いたか」ではなくて、「工夫を重ねて、どれだけきちんと物事をつかんだか」に比例して生産性が上がる仕掛けというところ。ゆえに、作業改善をする上で「やり甲斐を得やすい」わけです。
やるべきことは「ロボットコンテストに向けてロボットを作ること」にも似ているので、それをやったことがある方にとっては一番ピンと来るかもしれません……ソレが「自働化」の醍醐味なのかも。
一方で、自働化が苦手とするのは「検出」ではなく「修正」のほうです。
こちらは「機械化するよりも人力でやるほうが低コストかつ確実」だったりすることが多く、人手ゼロで物事を行うわけには行きません。
とはいえ、「機械がやったほうが良いこと」と「人がやったほうが良いこと」の線引きを変えることにより、より楽で速い作業が出来ることは、まず間違いなさそうです。
そして、日本語入力法における「シフト方法の検討と変更」や、「配列の検討や変更」も、おそらくはこれらと同根のところにあるのではないかな……と。
無推敲&無変換でだらだら書く私のような人間にとっても、徹底推敲を目指す方にとっても、ひとしく「使いやすい入力法」が利益をもたらすはずですし。
個人的には、「楽で快適に書きまくれること」は、自身が推敲を行うか否かに関わらず、日本語入力法にとって極めて重要なことだと思います。
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人の指には「速度的な限界」だけではなく「強度的な限界」もあります。
特に入力量が多い場合、人間工学に根ざしていない入力法を使い続ければ、下手をすると「慢性的に手指が痛んで、文字入力そのものが出来なくなってしまう」可能性すら出かねません。
ソレを防ぐために有効なことは、「訓練を重ねて、どれだけ必死に入力したか」ではなくて、「工夫を重ねて、どれだけ手指に優しい入力法を確立したか」なのかもしれません。