19AQ5単管ヘッドフォンアンプ、スクリーングリッドへの配線にCRフィルタを噛ませようかと妄想中。

(過去:19AQ5ヘッドフォンアンプ、ようやくハム&ノイズ問題が解決!……というか、本体側には問題がなかったらしい。)
 

iPodで楽しむ真空管&D級アンプ―作ってみよう&そして学ぼう (電子工作シリーズ)

iPodで楽しむ真空管&D級アンプ―作ってみよう&そして学ぼう (電子工作シリーズ)

  書籍上のpp.80-81/pp.132-137/p.144と、書籍下のpp.207-208を読んでいて、ふと回路の変更案を思いつきました。

 こんな感じで構成すると、「スクリーングリッドにかかる電圧が一定になるので、出力の減少を抑えることができる」こと(これは現時点でも大きな音が出すぎなので、微妙に困る)と同時に、「プレートよりもリプルに敏感らしいスクリーングリッドの電圧を安定化させることで、ハム音はさらに減らすことができる」という効果があるらしく……こちらには期待したいところで。


 ……とはいえ、上に示したうちの【18kΩ?】というところは「デタラメな計算でたまたま出てきた値」なので、全く信用ならないところが微妙かも……抵抗値を色々と変えてみて決めるしかないのかもしれません。
 この抵抗は「出力トランスの7k端子」に半田付けして、抵抗の逆端に従来からある線を取り付けるとよいと思います。


 ちなみに、360kΩは似た値でも大丈夫です……これは100μFの放電用なので、【18kΩ?】よりも十分に大きな値でさえあれば問題なしです*1。近くなってくると「抵抗で分圧」されることになってくるので、そのあたりには注意を。
 360kΩは100μFに抱き合わせて、電解コンデンサの+側をスクリーングリッド(6番ピン)に・−側をアース母線へと接続すれば大丈夫だと思います……電気的には電源部のマイナスへと直接引き回したいところなのですが、それをやっても大きくは変わらなさそうな気もします。


 それと、100Ωの隣にある47Ωについては……改造ノートVer1.1をご覧頂いた上で、必要と思われる場合にのみ追加する方向で。

*1:というか、実験をせずに「取り付けておしまい」という場合は、回路上この抵抗は不要です。これは実験中の感電事故を防ぐためにのみ必要です。