「情報教育は格差を創生するだけなのか?」という点について。

(言及:情報教育という新しい格差の現実(2)〜情報の授業が退屈と苦行の分化を強いる)

 シャドールームさん経由で。
 教育ネタに突っ込むのはとても気が退けるのだけれど……学生時代を思い出しつつ書いてみることに。


 ……ええと、その昔、こんな質問を「はてな」で行ったことがあります。
パソコンで日本語文を入力することに関する意識をお伺いします。あなたのご意見にあうものを選択してください。

私はローマ字入力をしている。実は、今まさに他の入力方法を習得しようと練習している最中。 9
私はローマ字入力をしている。実は、ほかの入力方法を試そうと思っている(もしくは検討中)。 19
私はローマ字入力をしている。人それぞれが、自分に合う入力方法を使えばそれで良いと思う。 429
私はローマ字入力をしている。私が今使っている入力方法以外は、問答無用で廃止するべきだ。 6
私はかな文字入力をしている。実は、今まさに他の入力方法を習得しようと練習している最中。0
私はかな文字入力をしている。実は、ほかの入力方法を試そうと思っている(もしくは検討中)。 1
私はかな文字入力をしている。人それぞれが、自分に合う入力方法を使えばそれで良いと思う。 29
私はかな文字入力をしている。私が今使っている入力方法以外は、問答無用で廃止するべきだ。 1
私は他の入力方法をしている。実は、今まさに他の入力方法を習得しようと練習している最中。0
私は他の入力方法をしている。実は、ほかの入力方法を試そうと思っている(もしくは検討中)。 2
私は他の入力方法をしている。人それぞれが、自分に合う入力方法を使えばそれで良いと思う。 1
私は他の入力方法をしている。私が今使っている入力方法以外は、問答無用で廃止するべきだ。 3
 あなたはローマ字入力派ですか?それともかな入力派ですか?それともそれ以外?  今お使いの入力方法についての「利点と欠点」をセットでお教えください。  (できれば「過去に使った」入力方法についての「利点と欠点」もセットでお教えください) 【言及いただく際のルールについて】 ☆「普通のローマ字入力」をお使いの方は、入力方式について「Qwertyローマ字入力」とお答えください。 ☆「普通のかな入力」をお使いの方は、入力方式について「JISかな入力」とお答えください。 ☆1年間以上使った経験がある入力方法についてのみ言及してください。 ☆「利点と欠点」はかならずセットでお教えください。 ☆差し支えなければ、「○○歳代」と年代をお答えいただけますと嬉しいです。 ☆できるだけ「新しいツリーを作成する」で別ツリーを作成しご回答ください。 ☆他の方が書いた回答への言及はなるべくご遠慮ください。


 ……それと、こんな記事が関連しています。
【読者からのコメント】「ゲイツ氏の“授業参観”で考えた,IT教育のあり方」について


 「情報教育」といえば「文字入力!」というぐらいに、色々なしがらみが存在しています。
 きちんと筋道を立てて「なぜそれ(特定の入力方法)を使う価値があるのか&なぜそれを使い続けていてもよいのか」を語れる人は、(日本語話者全体を母数として比べると)あまり多くはないようで、「ごり押しすればそれでよいのだ」という価値観をお持ちの方も、まれに見かけることがあります……が、前出の「パソコンで日本語文を入力することに関する意識をお伺いします。あなたのご意見にあうものを選択してください。」からも明らかなように、「ごり押し論」は「一般的ではない」……というのが実情のようです。
 使う側の意見としては、ほとんどが「人それぞれが、自分に合う入力方法を使えばそれで良いと思う。」である……と、そういうところで(この質問において、入力方法については(単に現在のシェアを示しているだけなので)考慮する価値がありません)。
 ひとまず、このグラフが示す全体像を把握いただいてから、下記の記述をご覧ください。


 文字入力技術は「練習しないと向上しない&練習したからといって必ずしも向上するとは限らない」代物です。
 しかも「練習方法(Method)の出来や、練習方法との相性によっても向上するか否かが異なる」という、とても厄介な性質を持っています。


 あくまでも個人的な意見として……ですが、学校の授業で「(特定入力方式に限定した)入力練習に時間を割くこと」については、正直言って「やるべきではない」と考えています。
 私は中学校時代を「JISかな入力」・高校時代を「JISローマ字入力」で過ごしましたが、中学校時代には情報の時間を「JISかな入力」・同高校時代は「JISローマ字入力」で乗り切りました。
 どちらも当時自分が自家端末で慣れ親しんでいた入力方法でしたし、学校ではいずれの入力方法も強制されなかったもので、結構好き勝手にやらせていただいた記憶があります。これがもし「中学校でJISローマ字」とか「高校でJISかな」とかを【強制】されたならば……たぶん情報の授業が大嫌いになっていただろうなぁ……と、いまさらながらに思い返してみたり。
 当時どちらの入力法もまったく出来ない人は大勢いましたけれども、当時の記憶では「文字入力が速く終わった人のデータをフロッピー回覧でコピーして、その後の課題部分(たいていはテキストの飾りつけとか)は各自がやった」ような気がしています。
 文字入力以外の課題部分は「普段自宅で使うことがありえない」教育専用のソフトを使っていましたから、たいてい誰がやっても同じような時間を掛けて処理していたわけで、授業時間に手持ち無沙汰な人が現れることもあまりなく、スムーズにことが進んでいたような記憶があります。


 「文字入力技術」は教科書を見てもすぐ出来るものではありませんが、「文字編集技術」は教科書を見つつやれば出来るので、今思えば「そうあって当然」の光景だったのかもしれません……むしろ記事を読んで驚いたのは、私がもう10年近く前に「そうあって当然」と思っていた光景から、かなり後退しているらしいところですね。
 先生方が皆「増田さん」のようにつぼを押さえた文字入力教育を出来るのであればまだ良いのですが、これも記事を読む限りはそうではなさそうですし……。


 イマドキの子供たちといえば、文字入力について慣れ親しんでいるものはほぼ「携帯電話」であり、「50音順」であろうと思います。
 学校で使うソフトが「ハイパーキューブ」のような学校教育専用のソフトウェア(さすがに職業系高校や大学では別でしょうけれども)であることを考慮すると、いっそのこと文字入力についても「携帯電話と同じ方法or携帯電話からのメール経由コピペ」にするとか、「50音順に近い学校教育用と割り切った入力方法」にするとか、「はじめから文字入力については行わない」とか、そういう方法を選択することは十分にありえるのかなぁ……と。
 あるいは、みんなが同じスタートラインに立って、「(特定の文字入力方法を習得するのではなくて)文字入力の習得方法を学習する/みんなで文字入力の習得方法を考案する」とかいうスタンスで授業を進めれば、こういった格差はそもそも発生しないのではなかろうか……と、そう思います。
 「出来るコは出来るし、出来ないコは出来ない」がまかり通るのはある意味仕方がない気はしますが、格差を埋めるための方法を考える時期に来ているのかもしれませんね。


 そういえば、「コピペ」の概念と重要性を教えることは必須だとおもいます。
 実際にコンピュータを文書作成用途として使う仕事に就けば、「いかにコピペのみで(=新規の打ち直しと校正をぎりぎりまで省いて)仕事をこなすか」が結構重要になるわけですから。
 そもそもワープロが事務用途で普及したきっかけは「文書を保存して再利用できること」にあったわけですし……。


 うーん……とりあえず、教えるべき入力方法を「チョイかな入力」あたりにしてみてはいかがでしょうか。
 とにかく「本質的に覚えやすい入力方法(=慣れ親しんだケータイと似た考え方の入力方法)」を使うなどして、入力にかかわる練習時間を満足できる範囲内で十分に圧縮しないことには、話が始まらないように思います。
 もちろん、すでにJISかなとかJISローマ字が出来る人はそこをパスしても良いし、一緒になって練習しなおしても良いし……と、柔軟性を持たせることが出来ればさらに良さそうに思います。


 ワープロ創世記ワープロ創世期は「親指シフト」が、その後は「JISかな」が、今は「JISローマ字」が、それぞれシェア多数の座にあります。
 で、いまのまま永続的に「JISローマ字」が普及し続ける保証はどこにもないですし、仮に「無理やり押し付けて*1シェアを維持しようとする」方向に動けば、その先どう転ぶかなど言及の必要すらないでしょうから……普及年月を考慮すると、「○○入力=古臭い入力方法」のルールに「JISローマ字」が仲間入りするのは、そう遠くないのかもしれません。
 また、仮に学校で満足なタッチタイプ教習が成功していないとなると、「ケータイのほうが本質的に楽に、タッチタイプ技能を習得できることを知っている(これは50音順&少数キー&片手偏重&高頻度使用なのだから当然)」子供たちは、パソコンでの文字入力そのものを「ただ大人達が慣れているからといって自分達に押し付けているだけの、古臭くて救いようのないもの」と認識しはじめている可能性すらあります。現状では「JISローマ字」の普及率が高すぎるので、ほかの方法を知っていたり教えたり出来ない人が多く、むしろ後者と捉えられる可能性のほうが高いのかもしれません。
 そう考えると、「特定の入力方法を教える」のは決して有効ではなくて、むしろ「入力方法の練習方法&習得方法を教える(ために教育仕様の入力方法を教える)」のが、一番現実的ではないかと思います。学校で本来教えるべきことは「将来役立つ可能性が高い技能」であるとすると、特定の技術に依存するのではなくて「技術を習得し使いこなす方法を教える」のが、一番安全かつ有効なのではないかな……と。
 「入力方法は何でも良い。タッチタイプでもサイトメソッド(キーボードを見ながら入力)でもいい。とにかく【自信を持って入力できる方法を習得できれば、それでよし】」とか、それぐらいに割り切らないと、入力法の先にある「コンピュータを使って情報を操作する能力の習得」にまで手を伸ばせないように思います。


 かつて商業系学校では「親指シフト」を盛んに教えていました……が、今はだいぶシェアを落としています。端末を作るメーカーが積極的な売出しを出来ない状況ですから(注:キーボード・IME・ノートPCは継続的に生産されている)、これは仕方がないことといえる気がします。
 また、今のパソコン(正確にはWindows搭載PC)は、かな入力用のモード変移がややこしいために「JISかな」が使いづらい状態にあります。PC-98x1時代の様な「カナロックLEDランプ」等はありませんし、切り替え方法自体も煩雑です。昔のワープロ・PCのような明示的な切り替え方法がない以上、これも仕方がないことといえる気がします。
 そして「JISローマ字」……記事を見ていると、(何が原因なのかは言いたくないので省きますけれども)だいぶ習得率が悪そうな予感がするのですが……出来ればこの勘だけは当たっていて欲しくはないところです。ここでコンピュータ嫌いになったひとは、はたして「JISローマ字」に対してどういう感情を抱くのやら……私自身の過去を思い返すと、下手をすれば「強烈な嫌悪感」を抱く可能性がありそうな気すらします。


 当たり前のことですが、「やればできる!」は、習得出来た人が言い放つ、とても身勝手な言葉です……私は常にそう自分に言い聞かせ続けています。
 そして、「やればできる!」といっている人にも「出来ないこと」はあるはずなのですが……そう言う人はそこを忘れ去っているのかもしれません。
 私は「シャドータイピング50音順式タッチタイピング練習法」というコンテンツを作成し公開していますが、このコンテンツ自体が「私一人が作成していたら永遠に出来るはずがない代物」でしたし、「いまだにどの程度の割合の人に対して効果があるのか」すらはっきりとしていない状態です。
 こういう練習法は「たった一つの練習方法では、誰にとっても必ず適応するとは限らない」ということが半ば常識化しているはずだと思っているのですが(効果が高い増田式でも「完全」ではないと著者自身が示しているわけで)、はたして教育の分野でもそれはきちんと「常識」として捉えていただけているのだろうか……と、そのあたりが心配だったりもします。
 こうなると、「文字入力の練習方法自体を生徒自身に考え実践させる&色々な覚え方があって、人それぞれにやりやすい覚え方が違うことを認識させる」ことのほうが、よほど重要なのかもしれません。


 情報の授業というのは、「先生よりも一部生徒のほうが良く知っている」ということが十二分にありえますから、自立的学習を補佐するとか、ヒントを提示するとかいうスタイルで授業を進めていくほうが、ある意味よほど自然なのかもしれません。
 そして、情報の授業は理科や科学の初歩部分と同じで「暗記よりも考え方が重要」だったりしますので、「格差を無くす=単一の方法を無理やり詰め込む」というのは、巧い方法にはなりえないと思います。
 コンピュータの主な扱われ方自体は「科学計算/軍事用途」→「タイプライタの代替」→「通信端末」と変移していますし、変移したからといって以前の使われ方が一切なくなったというわけでもありません。しかも、その先にどういう技術が来るかは予測が出来ませんし、「通信端末」さえも細分化すれば「パコソン通信」パソコン通信*2」→「Web1.0」→「Web2.0」へと変質しています。
 パソコンでの文字入力の主な方法自体も「かな漢字直接入力」→「親指シフト*3」→「JISかな」→「JISローマ字」と変移してきましたが、これらも変移したからといって以前の使われ方が一切なくなったというわけでもありません。しかも、その先にどういう技術が来るかは予測が出来ません。現時点で日本語入力の手法としては100種類以上存在していますし、今後さらに増える可能性があります。携帯電話の文字入力手法についても今後増える可能性があるなど、まったく先の時代を読むことが出来ない状態なのです。
 ……であるならば、なおさらに「今普及している方法にこだわる」よりも「いつになっても使える【考え方】にこだわる」ほうが、よほど実りある授業になるのではないでしょうか。


 革命とは、誰もが予期しないままに進行していくものです。
 いつ・何が・どうなるか……それは、誰にも予測できないのです……当たり前のことですけれども。
 であるならば、もっとも必要なものは「革命にも対応しうる適応性」であるはずです。
 私たちが革命に乗り遅れないためにも、私たちが成してきたことの「本質を見極めて伝える」必要があるのかもしれません。そして、その本質の中には間違っても「特定の入力方法」など含まれてはいない……それだけははっきりいえる気がします。


 ……と、いつものごとく意味不明なままにクローズしてみたり。
 #書いていて「書くべきこと」が纏まりませんでした……いつもどおりですなorz

自己突っ込み(2006年10月19日5:39:38)。

Q:……で、入力練習は「一切やるべきではない」の?それとも「チョイかな入力」だけを教えろ、と?


A:両方ともハズレですから。ってゆーか、それでは斜め読みしすぎ。


 授業のたびに「俺はこうやって覚えた」「こんな練習法がある」とかいう話題なり提案なりを繰り返させて、「各人が今まで使ったことがない入力方法を習得」するための「方法・手順」を「探す・作る」のが目的。
 やるならグループワークが最適かもしれず、ある意味自由研究に近いかも。
 深度は自由に設定できるので、やろうと思えば短期間でも基本的なところはできるし、長期間やればそれだけ良い結果が得られる……と、スケーラビリティが確保できる。
 「各人が今まで使ったことがない入力方法を習得」が前提だから、全員がほぼ同じスタートラインから物事を始めることになるわけで、不公平感はほとんどないはず。人によって「効果がある方法や手順が異なる」ことと、方法や手順によって「効果の度合いが異なる」ことを確認できる。
 これからの日本に必要なことは、端的に言えば「継続的改善をするためのチカラを養うこと」にあるはず……その基礎を、一番手軽な運動要素である「手指の運動」のみから勉強しようというのが、この試みの根っこにあります。


 当然、こういう取り組み内容なので、「情報」にかかわる先生だけで上手くまわすのは無理があると思います。
 入力対象のうちひとつは「日本語」だから、国語科の先生が持つ言語感覚は必ず参考になるはず。国語の歴史は国の歴史とも密接にかかわっているから、社会科の先生も面白い知恵を持っているかも。
 統計対象は「日本語文」だから、コンピュータが得意な数学科の先生がいれば、日本語の統計データをわかりやすい形で表現出来る可能性があるし、理屈の通った順序で表現するためのヒントも出るかも。物理科の先生も内容はかぶるけど、より実践的に「現実と理屈を付き合わせるための知恵」をたくさん持っているはず。
 入力対象のうちもうひとつは「英語」だから、ここは英語科の先生の出番ですな。
 表現対象が「解りやすさ・美しさ」を伴う図表であれば、美術科の先生が良い知恵を持っているはず。特に工業デザインや広告デザインに詳しい人であれば、「どう表現すれば見易さとわかりやすさを両立できるか」をはっきり解りやすく提示できるはず。
 練習対象が「キーボード」であることから、音楽科の先生の存在も重要でしょう。特に「自己流」でやってきた人はキーボードに向き合う姿勢が妙だったりすることもあるけど、この手の姿勢を正しく矯正出来る技術を知っているはずで。
 意外と思われるかもしれないけど、体育科の先生も頼りになります。キーボードの練習には「記憶」と「操作」が密接にかかわっているので、運動生理学に則った「無理なく効率的に運動技術を習得するために必要な技術」を作るための知識も持っているはずで。
 ……で、技術科の先生はとりあえず「見ーてーるーだーけー」で良いのではないかな、と。正直言って、この混沌とした状態の整理(各科の先生方に事情と要望を説明して回るとか)をするだけで、十分手一杯になれるはずです。


 やろうと思えばどこまでも突き進める……そういう方法を選択すれば、自然とそれが「いつになっても使える【考え方】にこだわる」ことにつながり、そして「本質を見極めて伝える」ことにも繋がるはずなのです。


 文字入力の分野は、ただひとつの方法を教えるだけでは何の教育効果ももたらしません。その場以外に練習しない人は、忘却曲線に従い忘れるだけなのですから。嘘だと思うのならば、現場で「2週間後に」追跡調査をしてみてはいかがでしょうか。予告なしでテストをすれば、使っていない人は大抵が忘れてしまっているはずですから。
 ただ「目の前にいる生徒が、今目の前では覚えてくれたからそれでいい」……わけではないのです。
 肝心なことは、「覚えるためには何をすればよいのか、その過程を観察し、そして方法を考える」ことにあるはずです。
 ちょうどいいテーマだと思うのですけれど……。

誤記訂正

 何点か出てきそうなので、下に随時追記します。

*1:ほかの入力方式と比較して、どういう利点があり、どういう問題点があるのか……ということをきちんと説明できない限りは、「無理やり押し付けている」と見なされて当然だと思うのです。事実、それを「感情抜き」「自分が使っているかどうかに無関係」に説明できる人は、かなり少ないように思います。適当なことをいって教育すれば、将来子供たち自身が大きくなったときに「あのときに嘘を教えられた!」と憤慨するでしょうし。

*2:誤記についてお知らせいただき、修正。2006年10月19日13:23:48にコメント追記。

*3:誤記もしくは誤解。実際のシェアはJISかな>親指シフトのまま推移。安岡さんの記事「ローマ字かな漢字変換」が解りやすいと思う。2006年10月19日13:23:48にコメント追記。