Microsoft Ergonomic Keyboard 4000 ファーストインプレッション

(2006年3月9日8:00:28、Ergonomicsではないらしく、Ergonomicに修正しました)

マイクロソフト キーボード Natural Ergonomic Keyboard 4000 B2M-00010

マイクロソフト キーボード Natural Ergonomic Keyboard 4000 B2M-00010

 ええと……Uジローさんの記事に同じ!ハイ終わり。
 ……って、それじゃダメですよね^^;
 うーん、とりあえずは悪いところから書いてみましょうか。


 まずはキーの端っこを押すと素直にキーが降りてくれないところ。これは非常に気になりますね。
 ノートPCのパンタグラフ支持機構に慣れた方がこのキーボードを触ると、確実に「安物っぽさ」を感じると思います。小さなキーはそう気にならないのですが、大きめのキーである「7」「T」「Tab」「無変換」「変換」「Enter」「スペース」などのキーに関しては、キーの中央を叩かないと引っかかる感じがします。
 特に中央に位置する巨大な「Space」バーが中央を押さないと引っかかるというのは致命傷かも……このキーボードを使って日本語入力をする場合、スペースバーではなくて「変換」「無変換」キーを押して変換操作をしないと、とてもではありませんが快適な日本語入力はできそうにないですね。
 ……いや、変換・無変換を使わせるために「わざとこうしている」気がしてきました……気のせいなのかな。
 #というか、こういうキーボードを作るならば、きちんとスペースバーを2分割して欲しいですな。んでもって片方をTabに再割り当てできればなお良さげ……いや、スペースバーが長すぎることを考えれば3分割にしても良いかも。


 次にパームリフト。
 キーボードを大体10cmほど持ち上げています。つまりはその分だけ低い机を用意しなければならない……のですが、マニュアルにも箱にもその辺りの言及はまったくなされていなかったりします。
 高い机にこのキーボードを置いた場合、却って使いにくくなる可能性があるだけに、これってちょっと微妙だなぁ……と感じてみたり。


 ……と、これを書くまで飛鳥配列@NEK4000で打ってみたのですが、ここからはDynabookのキーボードに戻して打鍵します。
 あっ、一応飛鳥を打つには問題ないようですね。NICOLAを打つにはちとキツイ気もしますが、飛鳥に関しては言わずもがな……という感じで。
 #とすると、快速親指シフトに慣れた方であればNICOLAもいけるかも。


 結局、私の場合は「やっぱりノートPCの【短ストローク】【パンタグラフ支持】が一番!」という結論に落ち着いてしまうんですな……むむむ、これでは打鍵評価をした甲斐がないかもorz


 さて、落としてばかりではアレですので、持ち上げるべきところは持ち上げましょうか。


 パッと見て気に入ったキーは、テンキー付近にある「電卓(Calc.exeの起動専用キー)」「=」「(」「)」「BackSpace」の5つ。
 PCの近くに電卓を置いて操作する人は案外居そうに思うのですが、この習性をうまく利用しているなと感じました。実際結構便利に使えるはずですし。
 惜しいなと思ったのは、ここに「コピー」「ペースト」の専用キーがないこと。
 Calc.exeの使い方を知っている方ならご存知の通り、Calc.exeは「式をペーストすれば勝手に計算して答えを出してくれる*1」「計算結果をコピーすれば値をそのまま任意の位置にペーストできる」ので、慣れれば便利に使えるのですが……どちらにせよ、これらの演算関連キーがシフトなしに出せるというのは便利だと思います。


 それとやはり「比較的安価にエルゴノミクスキーボードが入手できる」ということそのものも利点でしょうね。
 このキーボードが性に合うならばとことん弄り回してみて、次に狙うべきキーボードに照準を合わせることも出来そうですし。


 ひとまず、デザインや考え方は良いと思います。
 ただ、肝心のキータッチが……むむむ、ひとまず家人に触らせてみてその反応を見てみることにします。

*1:ご存じない方は、ためしに「1+2*3+4=」をコピーしてからCalc.exeにペーストしてみてください。スタック式電卓の演算順序で計算結果が「11」と出ます……非スタック式電卓らしく「13」と出るわけではないので戸惑いがちですが^^;。