親指シフトはなぜ優れていると断言できるのですか?【私が理解できるように】きちんと説明してください。
最近読み返すこととなった面白そうな記述……混沌の廃墟にてより。
親指シフトやかな漢字変換がらみについても書かれているようで。
特に興味深いと感じたのは以下の項目。
- -16-「try ブラインドタイプ」
- -214-「親指シフトはタッチタイプできないという妙な結論(1)」
- -215-「親指シフトはタッチタイプできないという妙な結論(2)」
- -216-「親指シフトはタッチタイプできないという妙な結論(3)」
私としてはこの方のように「人差し指をホームに置いたまま小指で他の段を叩く」という操作をしないので理解できない部分もあるわけですが、ここは「人によって違う」というのをそのまま示しているだけであって、別に問題となる要素はなさそうですね。
ちなみに、パッと見て「まるで違和感なく納得」できた部分は、-16-「try ブラインドタイプ」の最下方にある「両手をホームポジションから離すと元に戻すのが面倒になるが、片手がホーム位置にあればもう片方の手を戻すのは容易」という趣旨の話。やっぱり練習するなら「片手は自由打鍵、でももう片手は必ずホームキーに指を置いたまま」という練習メソッドを使うほうがいいのかもしれませんね。
うーん……私がこういう乱暴な要約をしていいのかどうかは解りませんが、あえて要約すると
「JISかな使いの私からみて、確かに親指シフトは優れていると思う。」
「でも、私自身が納得できうる説明はもらえなかった」
なのかもしれませんね(このあたりは-216-「親指シフトはタッチタイプできないという妙な結論(3)」の最下部に明記されている)。
キー配列の選定が「きわめて個人的な事由により選択されている」「周囲の環境により選択されている」の2点によるものならば、結局のところは配列自身と同じく「配列の利点を【各人に対して納得できうる形で】説明する必要がある」のかもしれません。
個々人向けに説明することがどれほど困難であるかという点は想像に難くないわけですが、現実的には必要になってくるでしょうね……。
特に移行コストに関しては人それぞれに「習熟したとみなせる度合いが違う・習熟に要する期間自体がだいぶ異なる」ことも絡んできますし、移行中は非常にストレスが掛かること・練習方法や教材の存在についてもきちんと説明する必要があると思います。
……で、タイトルに戻りますけれども。
私は今使っている「飛鳥」に関して「何が良い・何が悪い」という話を「個々人向けに説明する技量」はまったく持ち合わせていません。
というか、そもそも「説明する技量」そのものを持ち合わせていないともいえますな。
飛鳥は特にキー打鍵数が多い(同時打鍵を分離カウントした場合)し、連続シフトという考え方・清濁音がばらばらに配置されていることに関して合理的かつ簡潔な説明を行うことなどどうやってもできません。
ゆえに「できれば試していただきたいですね……私には説明するだけの腕がないので、体感していただくしかないように思います」などという風な説明しかできない気がするのです。
そもそも、大抵の方が始めは力技でキー配列を習得されているわけで、その時点からして「キー配列の乗り換えには時間が掛かる」ことを体感されているように思います。
また、打鍵速度や打鍵快適性に関しても「……まあ、パソコンなんて所詮はこんなものでしょ」と思われている部分は多分に多いと思いますので、そのあたりに関して「可能性がまだまだあること」についての説明があると良さそうかもしれません。
いずれにせよ、「興味を持っていただくこと」「実際に練習しようという気になっていただけること」の段階へとご案内するにはそれ相応の労力が必要で、また「可能な限り低労力で、かつ確実に移行できうる方法を模索すること」は同じくらいに困難を伴うようにも思います……でも、何とかしてやり遂げてみたいものですね。
全ての鍵盤打者が鍵盤操作に満足できる環境を得られる時代
に至るまでにどれほどの期間を要するかは不明ながら、色々と突き詰めて考えてみたいと思います。
#途中から「表題の」NICOLAとは無関係になってしまいました……大失敗ですorz