毛色の異なる配列が同列に並べて分析されている。

 「新JIS・月 キーボード配列 4打鍵目」のレス#51より。
 tsukimorisekiさんによる労作(手作業集計!)、JISかな・SKYu・Qwertyロマかな・月2-263・飛鳥21-290の比較グラフが公開されています。
 毛色の異なる入力方法をある側面から数値比較してみようという試みで、配列の特性がそれなりに出ている点は従来通りとも言えそう。


 グラフを見ていて気づいた点を少々。

  • JISかなの運指は「6が右手人差し指」?右小指の使用率はやはり交互打鍵での「゛」が半数程度を占めていたりするのでしょうか……。左人差し指は「かすはき」の4字が効いているんですね、なるほど。
  • 月2-263はやっぱりバランスがいいですね……飛鳥と違ってホームポジションに手を固定する必要性はないだけに、人差し指の頻度はこの程度あってちょうどいい感じかも(飛鳥で同頻度使われると、親指キーとの同時打鍵時に色々問題が起きるので……配列の実装方法によって「理想となる打鍵数負担度合い」は異なるということなのかも)。
  • 飛鳥はシフトを別に数えるとシフトキー打鍵数が総打鍵数の1/3を占めるらしい……同時打鍵だから、文字キーを叩くときに「半分はシフトしつつ文字を叩いている」という計算ですな。上段や下段のシフトは微妙に気に食わないところもあるものの、中段のシフトは慣れる(=連続シフトに依存し始める)とかえって面白いですよ〜。ホーム段のキーとシフトキー2つだけでキー3段分のかなが収容できるという特性をうまく生かせていると思う。あと、打鍵数に関しては「上段・中段・下段」/「指単位」にまとめてしまうと配列の特性を平均化してしまうところがあるので要注意です。ここはやながわさんの集計スタイルを採用されるとさらにいい感じかも。

 いずれにせよ、まずは集計お疲れ様です。