互換性と機種依存絵文字の関係。

 携帯電話などのシェアが動きづらい理由のひとつに、「機種依存絵文字」が多少はかかわっているのかも知れません。
 キャリアを変えると使用できる絵文字も異なってくるので、コンバータを通さねば「意思が伝わらない」ということになりかねませんし。


 キー配列にもそういうところがありますよね。
 曰く、「使い終わったらローマ字入力に戻せ!」とか。
 通常の作業シーケンスでは「作業後に何かをせよ」という「終業シーケンス(立ち下げシーケンス)」を導入することは禁忌なのですが(人は目的を終えるとその後のシーケンスを忘れてしまいやすいという癖がある)、本件もそれにかかわるように思います。
 #注:これは打鍵ミス(打鍵による文字化け)の話であって、本題の文字化けとはまったく無関係です……すみませんorz


 そんなわけで、私が機材に指示シールを張るときには、極力「始業シーケンス(立ち上げシーケンス)」でチェックをするように促すことにしています。
 #さすがに他所様宅では実験できないので、自宅でやっていますが^^;。
 もっともコレは意外と面倒に見えるのですが、人間の「慣れに関する特性」を考えると、この方が自然なのです……英字・カナの指定と同じく、始めに指定する方が「作業を無意識に行えるようにと転化させやすい」ので、結果として作業統一をしやすくなるわけです。
 この方法でやると、日本語入力に関する説明シートは
 「使い始める前に、IMEの状態を確認しましょう」
で始まる紙を貼るだけでよく、FAQと手順書をばらばらに準備する必要がなくなります。
 

 ……ありゃ、また脱線したか。
 携帯電話の場合、絵文字そのものではなくて「絵文字を指し示す文字列」を貼るようにして、他機種にメールを送ってもある程度意図が伝わるようにして欲しいなぁ……と思います。
 それこそMIDIにおける「標準のGeneralMidi」「拡張規格のGS/XG/etc...」などと似た感じで、「基本絵文字セット」「拡張絵文字セット」があればいいのかも。


 (【基本】「拡張」)
 【怒りマーク】「怒りマーク・一つ」「怒りマーク・二つ」「怒りマーク・三つ」
 【ハートマーク】「ハートマーク・一つ」「ハートマーク・二つ」「ハートマーク・三つ」
 【びっくりマーク】「びっくりマーク・一つ」「びっくりマーク・二つ」
 ……と、こんな感じにカテゴリ分けして「絵文字を指し示す文字列」を指示する方法をとれば、機種やキャリアをまたいでも「おおむね絵文字交換ができる」様になるのではないかと。


 明朝体でもゴシック体でも毛筆体でも「あ」は「あ」のまま……とか、そういう感じの仕掛けが欲しいわけです。


 それでなくともLivedoorが「携帯電話のナンバーボータビリティ制度に、メールアドレスも含めるべき」とか言う答申をしたそうですし、そのうち実際にやる必要に迫られそうな気はしますが……とりあえず。

ふと読み返してみると

 相変わらず脱線しすぎですな^^;