au流の「京ぽん」風パッケージング端末、サムスンから発売。

 au初の韓国製携帯、軽・薄・美「A1405PT」フォトレビュー
 これを見てハッとさせられました。


 もしも京ぽんが始めからこのデザインだったら(or京ぽん2ではなく京ぽん改がこういうデザインだったら)もっと良かったのかも……と。


 この端末にはインターフェース的なポイントもあります。
 文字キーが文字を内包する大き目のプリントキーではなく、文字を辺縁に配置した小さめのキーを備えるスタイルになっています。こうすることによって「文字と文字コート部が平面に配置され、文字の識別性が上がる」のです。
 普通のキーを見ると、照明が当たった場合に「照明に近い部分が全キー共に全反射し、キートップが見づらい」ということが起こりますが(凸キーなのだから当たり前なのですが)、この端末にはそういう不都合が発生しないわけです。
 最も逆説的に「照明が文字面全面に映りこんでしまう」という不都合もあるので、どちらが理想なのかは人によって・使う環境によって異なってくるでしょうけれども。


 最近の韓国メーカーは、かつての戦後日本製品と同じく徐々に進歩してきています。
 うかうかしていると、コンポーネント分野だけでなく完成品の分野に関してもホントに追い越されちゃいますよ〜!

 液晶に関しては既に「視野角だけを見れば、一位が日立IPS、二位が三星PVA、三位がシャープのASV」という順序が確立してしまっています。
 半導体メモリに関しては「高いが高品質なエルピーダ、真っ当な価格で高品質な三星」もまた確立しているわけで。
 ……「高い人件費に見合う分だけ頑張らないと工夫しないと」そのうち負け組みに転じることは確実なのですよ。