ちょっと(いや、かなり)ショックでした。

 ええと、思い当たる人は胸に手を当ててみてください。
 ここは「あえて」かなり乱暴な口調で書きますけれども、

  • 「強制的にやらせれば絶対に覚える。故に全員にかな入力を教えれば良いんじゃボケェ!」
  • 「強制的にやらせれば絶対に覚える。故に全員にローマ字入力を教えれば良いんじゃボケェ!」
  • 「強制的にやらせれば絶対に覚える。故に全員に○○入力(その他どの配列でも同じ)を教えれば良いんじゃボケェ!」
  • 「強制的にやらせれば絶対に覚える。故に全員にタッチタイプを教えれば良いんじゃボケェ!」

と、こういう事を思わず(もちろん口調は別として)言ってしまったことはありませんか。
 私はあります。
 今となっては、それは「恥すべき過去」です。
 さすがに今では「絶対なんて無いよな…」と、そう思うことにしています。
 #身近なところでは、私の場合「箸」はそれなりにきちんと持てているつもりですが、「鉛筆」の持ち方はちょっと変です。


 …なぜこんな事を書くのか、というと。

 先頃えむけいさんからいただいたコメントのうち、

> 結局はリトライされずにいるということの様で…orz
まるで他人事のように書いておられますが、IANAへの申請はRFC2978の手続きに従いさえすれば誰でもできます
つまり、現在に至るまで申請が出されていないというのは、ISO-2022-JP-2004を本気でインターネットメール等に使いたいと思う人が誰もいなかったという事実を反映しているにすぎません。
> 「解っている人」が書かない限り、
私に解っているのは公開情報だけです。IANAへの登録の一部始終はietf-charsetsメーリングリスト上ですべて公開されています。あとは中学生並みの英語力と通常の推論能力があれば同じ結論にたどり着けるはずです。
蛇足ながら、Wikipediaの更新も誰にでもできます

この下線部を拝見してひどくショックを受けたことに端を発しています。
 (2004JISの話そのものに関しては、そもそも規格自体を好意的に受け入れるつもりが無いので、その点では単純に無関心でいられるわけですが…)


 ここを長く見ている方はご存じかと思いますが、私はまるで英語ができません。
 どの程度低レベルかというと、

…と、日記に書いているだけでもこれだけの事をやらかしているわけです。


 私にとっては英語ができません。
 英語が理解できる人にとっては「中学生英語だろ」となるような文章であっても、正しく読解することすらできないのです。
 いくら勉強しても、全うに英語をものにできない人は当然出てきます。
 普通に「おまえは英語ができないだろ!」とか言われるのは全然平気なのですが、別のことで凹んでいる最中にあのようなコメントを頂くと、(普段はまるで平気なはずなのに)えらくショックを受けるんですよね…


 さて、かな・ローマ字な話(あっ、「見ながら入力・タッチタイプ」でも同じですな)に戻しましょうか。
 タッチタイプができる人にとっては「たかがタッチタイプだろ」「たかがかな入力だろ」「たかがローマ字入力だろ」となるような話でであっても、それができない人は確実に存在するのです
 いくら練習しても、全うにそれらをものにできない人は当然出てきます。
 普通に「おまえは○○ができないだろ!」とか言われるのは全然平気な方であっても、別のことで凹んでいる最中に似たようなコメントを受け取るようなことがあれば、(普段はまるで平気なはずなのに)えらくショックを受けるはずなんですよね…


 今回は良い勉強をさせていただいたと思います。
 実際、かつて何人かの方のところに「いきなりコメントを書く」などしてしまったわけですが、書いた側はそう深刻に受け止めなくとも、書かれた側はひどくショックを受ける可能性がある…そういう事を、自分自身が体験する機会を得たわけですし。


 特にblogなどの「コメントのやりとりに時間を要する方法」を用いて、かつ始めてコメントをするという場合、書くべきコメントに関しては必要以上に精査し「本当にそのコメントを書くべきかどうか・本当にその意見を言わなければならないのか」を見極める必要があると感じました。
 何度も再確認しているはずなのですが、コレってやっぱり難しいですね…返答する時点ですっかり焦っていましたし…その点私は反省せねばならないところばかりです。


 あっ、Wikipediaの件は「Wikipedia:あなたが精通していること、または学習しようとしていることについて寄稿する」というナイスなルールガイドがありますので、もし「Wikipediaへの寄稿をしたことがない方に対して」Wikipediaへの参加をおすすめする場合、この文章を読むようにと案内されるのが良いかと思います。