2004JIS絡み。

 色々と拝見してきました。


 2004 JISの諸々
 2004 JISの責任を負ふ、とは?
 「2004JISをめぐる混乱」への批判
 南堂意見について思うこと
 Vistaの補助漢字と拡張漢字
 漢字150字形を変更
 マイクロソフトの新フォントについて
 文字コードと字形
 氏名翻字と漢字のこだわり
 第3回文字コード標準体系専門委員会議事録
 文字コード入門


 ええと…個別の事情については、現状では見識を持ち合わせていませんので、ひとまずノーコメントとさせてください。
 #一体いつになったら「葛飾区」と「葛城市」を【文字切り替えなしに・IMEを用いて意識することなく】書き分けなどができるようになるのでしょうか…とか、そういうレベルでしか物を考えられない奴なのです>私orz


 Unicodeの数値文字参照(&#形式)とか、TRONコード(&T形式)があることからすると、ここはもう思い切って(TeXでは使えるらしい?)CID番号による数値文字参照を使う(&CJ形式)*1とか、文字エンコードとしてそもそもAdobe-Japan-x-xをJIS/ISOのレイヤにぶち込んでいただくとか…って、妄言はほどほどにすべきですね、失礼しましたorz


 本当は、正字派の人も略字派の人も追加派の人も、皆が納得できる形での解決ができれば理想なのでしょうけれども…
 もともとJISX0208やJISX00213(というか全ての文字コート)が【現実にある文字群を縮小コピー(包括)したもの…ゆえに、一旦縮小コピーすると、再び拡大コピーしても区別できない…紙のコピー機や、PCのサムネイル画像と同じ状態になる】と全く同じ問題を抱えている事が原因なのかもしれません。
 真っ当な論議をするならば「縮小コピー論」のようなものは御法度なのかもしれませんが、今回の(包括に絡んだ)騒動を私なりに納得できる形にしようとすると、他に「現実と正しくマッチした例を思いつかない」もので…。
 とにかく今回は「文字に番号が振ってある」ではなく「同じと見なした文字の囲み線に番号が振ってある」なんだな(ゆえに、多数の文字を包括している文字規格と、多数の文字を別々に扱っている文字規格とを一対一で対応させる必要を感じない人がいる)ということが、ようやく解った次第で。


 ちなみに↓はオフトピックで(言及されても意見できません…未整理な部分なので)。

 こんな事を書いているくらいですからご承知済みかとは思いますが、私は83JISの文字入れ替えも、2004JISの字形変更も、どちらも容認できない立場にいます…。
 今回の騒動を見ていて思ったのですが、そもそも「2004JIS問題に関して声を上げた人=略字派」という安直な同一視については、正直言って疑問視せざるを得ないと思っています。あえて言うなら「2004JIS問題に関して声を上げた人=追加派」だろう、と。
 いわゆる「略字派」な方のうち「今回の2004JISによって直接的には被害を被らない方」でしたら、おそらくは「83JISは支持、2004JISはあまり気にしない」となるのではないかな…と、安易に思考実験してみたわけで。
(2005年9月12日8:46:54 取消線を追記)

 うーん…なんといいますか、色々とこんがらがっていて、いまいち書きたいことが書けない状態です。

で、いつのまにか…

ISO-2022-JP-2004
旧JP-3。JIS X 0213に規定されるエンコード方式だったが、JIS X 0208JIS X 0213との明示的な区別ができないなどの理由からIANAへの登録は却下されており、事実上使用不能である。
(from http://ja.wikipedia.org/wiki/ISO-2022-JP )


 まぢですか…orz

もう一つ。

2005年9月13日12:48:59追記分。


 フォント情報もしくは「○○○-2004符号化」による分別(識別)情報を持たないJISX0213シリーズの文字コードに関しては、従来通り(例示図形が変更されていない状態とみなして)処理することになりそうな予感がしますね…。
 実際の変換を想定した資料(思わず納得)はこちら。
  JIS X 0213とUCS/Unicodeとの対応について

*1:CJKTがあるだけに、&CC形式/&CJ形式/&CK形式/&CT形式とするなど、最低2文字は必要そうです…ってゆーか、TRONコード作成時にはさすがに予想していなかったのかも…!?