ふと思いついた、一つのツッコミ。
(この記事は、azukiさんからいただいたコメントを元に、本文の前に箇条書きを追加しています(つまり、コメントをいただいた後から箇条書きを追加した、ということです)。ゆえに、azukiさんの言及にある「上の数行」とは、「本文」の上数行です…この点、後からお読みになる方は、誤解無きようにお願いいたします)
この記事では、下記の文書について言及させていただきます。
「ローマ字入力である程度速く打てるようになってから習得する。」
本記事は思考実験であり、御指摘を歓迎いたします。
では、文章から主要な点を箇条書きにします。
- 記述者の描いた現状を把握(本文抽出→表記変更。本文とは一対一、意味合いは変更していません)
- JISかな入力の習得を目指す人も、まずはローマ字入力で高速打鍵技術を習得すべき
- ローマ字入力でランキング上位に入っている人は、JISかな入力を練習すればこちらでも上位になれる場合が多い
- 逆に、JISかな入力から始めて上位に入った人は、ローマ字入力を練習しても上位に入れるとは限らない
- 前例がない以上は、JISかな入力を先に覚えることはお勧めできない
- JISかな入力は、後から習得する方が「より速い入力を目指せる」という意識があるため、練習が上手くいく
- 一方で、JISかな入力からローマ字入力へ移行しようとすると、同じ文字を入力するためにはより高速で打鍵しなければならない
- 高速打鍵の技術を磨くことは、タッチタイプの中で最も難しい
- JISかな入力を知る人がローマ字入力を覚えようとしても、メリットが少なく練習に要するモチベーションを持続できない
- ローマ字入力とJISかな入力で両方高速打鍵を目指すならば、(高速打鍵が必要な)ローマ字入力を先に習得すべき
- ローマ字入力で高速打鍵を習得すれば、JISかな入力では余裕を持って打鍵できる
- 時間があるならばぜひ両方とも覚えよう
- ローマ字入力とJISかな入力が頭の中で混じる心配はない
- ローマ字入力を打てたからといって、英単語が同じ速度で打鍵できるわけではない
- ローマ字入力を覚えれば、英文入力に多少は有利
- 記述者が到達した結論
- (冒頭まま)かな入力を習得する時は、ローマ字入力である程度高速打鍵が身に付いてから習得した方が絶対にいい
- 付記すべきと感じた着眼点
- 付記すべき点を元に導き出した、私なりの結論
- 最終的に「英文入力・Qwertyローマ字かな変換入力・JISかな入力」の3つを制するならば、最も仕掛けが単純でパターンが多彩な「英文入力」をまず習得することが、(遠回りに見えて実は最も)効率的なのではないか、ということ
…ええと…前置きが長くなりましたね^^;
では、ここから本文です。
かな入力を習得する時は、ローマ字である程度高速打鍵が身に付いてから習得した方が絶対にいいです。このことは私が実際に数多く目にして強く感じたことです。タイプウェルのランキングを見てみると分かりやすいと思いますが、かな入力で上位に入っている方は、ローマ字入力でも上位に入っている人が非常に多いからです。
(from http://growland.serio.jp/typing/07-2.html )
タイピング練習をするときには、「Qwerty配列によるローマ字かな変換入力」を先に、というお話。
その理由としてあげている「既存例(本文にて詳細記述あり)」については同意なのですが、タイピング練習(というよりも、運指練習)そのもののみについて書かれるならば、
「Qwerty配列による英文入力」を先にやる方が良いのでは?(注:Dvorak/OEA/Best evolved layoutでもいいですけど)
という提言をされるのが、より自然ではないかな…と思います。
(Qwerty配列によるローマ字かな変換入力は、使用するキーの頻度が偏っている(/資料2)ので、練習に適してはいるものの最適ではない、という気がします)
英文を用いた高速タッチタイプができるようになった時点で、かな入力の方法をどれにするか選ぶ…というのが、やり方としては理想なのではないかと。
モチベーションを優先するならば「やはりすぐに使える技術を」となりがちですが、目指すものが既に決まって居るとなると、そのための「最初の手段・目標」は、そもそも「ひらがなを出すための技術を習得することではない」気がします。
もちろん、上記のような目的が無く、単に「かなを出せればいい」となれば、やるべき事はがらりと変わってくるとは思いますが…それについては考え無しということで。