ナラコードの件、実はブラインドタッチが基本ではない。

 左手人差し指は[Shift]キーに置きっぱなし、右手の人差し指の1本で文字を見ながら打つのだそうです。
 つまり、今時ケータイの「かなめくり」配列をキーボード上に展開して、

  • 中央付近の文字だけをまず目線で探す。
  • そしてそこから端に向かって目線で探す。

とすると、目的の文字を簡単に拾える訳です。
 しかも、タッチタイプもどきをする場合は

  • 両手の間に見える文字をまず目線で探す。
  • そしてそこから端に向かって手探りで探す。

としていけば、自然とタッチタイプもどきが出来るわけですな。


 なるほど、これで「中央にア段の音が固まっている」「シフト側に組み立て済みの音が並んでいる」訳も理解できるわけで。


 これでキーボードを叩く高年齢層の人は、きっと「おおっ、これで私も電子メールが書ける!」と嬉しがることしきりでしょうな。
 今までかなーり侮ってました…すみませんでした。
 ナラコードの設計思想は、修練込みのものだったんですね…これもある意味脱帽ものでした。
 ここにも独自のインターフェース論があったわけです。