今更ながらに「人差し指伸ばす」の位置確認をしてみた。@飛鳥カナ配列

 飛鳥カナ配列でよく打つ文字のみ、シフトキーを押しつつ打鍵してみました。
 CapsLockをかけていないので、非シフト文字は小文字になっています。
 キーボードの並びがずれていることを少々意識して、ずらして並べています。


 qWErtyuIOp
  ASDFghJKL+
  zXCVbNM<>
  左親 SPC 右親


 (ローマ字入力を知っている人にとっては、この書き方が一番直感的だと思いますので…)
 ちょうど左右の手の間に、▼の形で小文字が並んでいます…飛鳥が「人差し指伸ばす」の動作を嫌っている具合が、比較的よく見えるはずです。
 (特に[T/Y]は僻地扱い。逆に[G/H]は、「語の終端/繰り返しに使われる文字」が割り当てられている様子)


 飛鳥配列は、キーボードのキーが段毎にずれている点を欠点として(あるいは無視して)設計してはいない…というか、むしろ積極的にこれを利用しています(…って、何年も自身で評価打鍵しまくっていれば、親指シフト族配列は自然とこういう傾向に落ち着くはずですよね)。
 キーボードを見ると、誰でも「親指シフトキーに親指を待機させたままで打鍵するにはキツイ位置だな…」と気づく訳ですが、気づいたからと言って(わざわざ膨大な時間を費やしてまで)配列変更を繰り返す人とゆーのは…なかなか居ませんよね。
 私自身も、「こんな配列があったらいいなぁ…」なんて軽い気持ちで変な配列を作ってみたりする訳ですが、(日本語の構造云々に関して知識がある訳ではないので)ろくな配列ができない状態だったりします。
 そんな訳で、結局私は「私以外の誰かが」「長い時間を費やして」「きちんとした理屈をベースに」「ひたすらに試行錯誤を繰り返した」「親指シフトキーを使う配列」とゆー条件を持つ、飛鳥配列に飛びついた訳です。


 未だに覚えておけないキーがある(って、新版での差し替え箇所では暫くこの混乱は続く)のですが、まぁそれも慣れるまでの短期的な話です。
 また、現行の21世紀285版(仮)は、(以前個人的にはお勧めだと思っていた21世紀259版よりも更に)良い感じに打鍵できて、なおかつ「始めて飛鳥カナ配列を触る人であっても、飛鳥自身のメリットを十分かつお手軽に体感できる」キー配置になっています。


 …もっとも、飛鳥配列を使える環境が整備できないと大変ってゆー問題はありますが、「全てのPCで飛鳥配列を使おう!」などという野望(笑)さえ抱かなければ、(プライベートPCのみの打鍵環境を整備するだけでよいので)そうそう困る事はないかと。
 (飛鳥が使えない環境では、素直にローマ字入力で急をしのげばいいだけの話ですから)

 「Qwerty/Dvorak配列ローマ字入力との併用に向くカナ配列を探している」
 「旧JIS配列カナ入力では手が疲れるので、運指範囲が狭い配列に移行したい」
 「NICOLAを試してみたけど、ロールオーバーが使えない点だけは許せない」
 …といったシーンにおいて、「飛鳥とゆー配列がある」事を思い出して頂ければ幸いです。