「打鍵数:有効カナ文字数」が、常に1:1となる事の重要性。

 書き言葉におけるカナ一致性は、あくまでも「濁点・半濁点別」と見るべきか、もしくは「漢字を含む文字を全て同じコストで…」と言う見方が多いですね。
 但し前者は昔の技術的制約に乗った話であって、現時点でそれを引きずる理由があるとは思いたくありません。
 また後者は模写・複製向きと見るべきで、普段喋っているペースで打鍵するものとは異なるスタンスに感じます。

 話し言葉におけるカナ一致性は、あくまでも「濁点・半濁点を含むカナ文字」と見るべきでしょう。
 これをほぼ同じコストで全て打鍵する事が出来る配列は、現状では「ニコラ・TRON・飛鳥」位しかないんですよね(私製のイ音配列は対象外って事で…アレのダメ具合は、作った俺がよく解っているつもりです)。

 今までの多くの配列は、主に「文章を作る」事に主眼をおいて開発されていた気がします。しかし、飛鳥はそのバックグラウンドや前提が少し違う様に思います。
 掲示板やwebでの記述内容そのものが、たとえ理解し難いものであったとしても(最近の記事以外は、私にも理解できない点があったりするのですが)、その「話し言葉に対する親和性」がとても高い点については、記述内容を見れば何となく理解できる気がしませんか?


 話し言葉の中では、「あ」「ん」「か」「が」「な」の5文字を発音するためには、異なるコストを要求したりする事はないはず。
 今貴方が使っているキー配列は、この5文字をきちんとほぼ同じコストで打鍵する事は出来ますか?
 打鍵手順に揺らぎや曖昧さがあったり、前のキーにつられて表示文字が変わるなどという事はありませんか?
 気を張ったり、急いだりしないと思う速度で打鍵できない、という様な事はありませんか?
 
 それが気になってしょうがないという人には、是非「飛鳥」配列を試して頂きたいのです。
 飛鳥には、「明日の風を掴む」力があるかもしれないのですから。

 #ええかっこしいを気取ろうとして失敗しただけなので、結びについては無視してください(苦笑)。