DvorakJを使ったときに感じる「ちょっと違う感じ」が、もしかすると将来解消されるかも……。

 +符号と-符号で、それぞれ立ち上がりと立下りを表現できるようになった……という改善。
 これ単体による恩恵を直接受けられるものは、結構限定されてくる気がする……けど、ポイントは「両方捕まえるようになった」ってこと。全てはここから始まるといっても過言じゃないぐらいに、重要な基礎固めが完了したことを示してる。


 この先、+符号の時刻と-符号の時刻の「ちょうど中間」を拾い出す仕掛けができれば「多くの親指シフトエミュレータが持つ、一般的なロジック」をDvorakJでエミュレートできることになる。
 そして、+符号の時刻と-符号の時刻の「指定した割合の位置」を拾い出せるようになると、今度は「やまぶきの挙動」をDvorakJでエミュレートできることになる。
 ……と、次のステップに関する夢が広がりまくりな感じ。


 DvorakJが今のスタンスで「タイミングの算出」をサポートするようになると、他のエミュレータではできなかった「シフトごと・文字ごとに違うシフトタイミングを設定する」とかいう、かなり細やかなことができる。
 かなり細かく設定できる!ってゆーDvorakJらしさが、より強く発揮できることになる……こーゆー「それぞれの作者さんが持つ信念に沿った改善」ってのは、実装や理想とする姿が違ってもなお「どれも皆、よい改善」って感じますね……今後の動向にも期待したいです。


 手軽にリッチなロジックを活用できる!な「やまぶき」から、こうした「DvorakJ」のようなスタンスまで、層の厚い同時打鍵サポートが実現する……と。
 複数のエミュレータによる厚いサポートが、さらに確実なものへと進化してるなんて……うーん、なんか凄く贅沢な感じ。
 いくら感謝しても、し足りないくらいに、ありがたい話です。

2011年2月12日14:35:09追記。

 内部的な処理としては既に組み込み済みで、あとはそれを「表側のUIから制御できるようにする」ことで使えるようになるようです……これは楽しみ。