(memo)ふと思うところあって、アダルトのセルメディアを、にまんえんぶんくらい買ってみた……なんだこれ。

 ネタで【かなりえっちです****あすか配列】を作ってみたりする割には、最近ぜんぜん手を出してなかった気がする……ので、なんとなく手を出してみて、そしてがっかりした……。


 ええと……「進化してない」ってゆーかむしろ、「退化してる」気がするのは、気のせいだろうか。
 私のチョイスがおかしい可能性もあるから、一概には言えないだろうけれども……やっぱり、なんか変な方向にいってる気がする。


 雄側のインターフェースは主に「挿す・抜く」で反応する……ってのは、まぁ「雄向けのコンテンツにおける、雄の動き」を見てりゃ、すぐに判るよね。
 でもさ、雌側のインターフェースが主に「押す・擦る」で反応する……ってところが、すっぽりと抜け落ちてる気がする。これじゃダメじゃん。


 なんか違うんだよなぁ……視覚情報に頼りすぎてるし、現実味がまるでないし、インターフェースの感応差を相当に無視してるし。
 これはフィクションのパッケージです!って建前なのだから、ここはある意味仕方がないのかもしれない、けれども……これが「知識化」されたり「感応条件」になったりすると、本音の部分までこれに侵されて、ひどいインピーダンスのミスマッチに悩まされる原因になるんじゃないかと思う。


 これが「性のインターフェース」によってもたらされる「普通の感応」だ……って捉え方をする人も当然出てくるだろうけれども、それっていろんな意味でヤだなぁ。
 キーボードやらマウスやらといった「HMI」なら、マシン側が人に合わせるってこともできる……けどさ、これらはそうじゃなく、いわば「HHI」なんだから、それに見合った表現ってのを忘れないでほしいと思う。


 こういうのを見ると、なんか「雄のための性産業と、雌のための性産業が、どんどん乖離し始めてる」気がする……。
 「性のインターフェース」がよりよく機能するためには、雄と雌がそれぞれの違いを認識できることが大前提としてあって、その上で上乗せファンタジーをくっつけるとか、そういう方向にむかって(戻って?)ほしいところで。


 ってゆーか、これってたぶん、表現の面倒な「押す・擦る」をざっくりと省いちゃって、かんたんに撮影できる「挿す・抜く」だけで済ませている映像設計者(=監督と脚本家)が、一番悪いんだと思う。
 でも、設計者がそこで手抜きをしてちゃ、仕事放棄してんのと大して変わらないと思う。結果(=売れ行き)をmeasurementするよりも前に、まず目の前の現象(=雄雌の感応差)をmeasurementしてほしいんだけどなぁ……今のやり方って、「未来の需給者を減らす覚悟で、今の需給者を貪ってる」様にしか見えなくて、なんか持続可能性が低い気がする。

そういえば。

 最近、【かなりえっちです****あすか配列】じゃない、【かえで****あすか配列】について、このからみでの「接点」を見つけた……ような気がする。
 ……まだ実際の評価打鍵をしてないから、この勘があたってるのかどうかは判らんけれども。