「親指シフト」と「かえであすか」、【僕】にとってどっちが覚えやすく忘れにくいか?ッて聞かれたら、そりゃあ『僕にとっては「かえであすか」のほうが覚えやすいし忘れにくいですよ。』って答える。

 ……って、何回か書いた気もするけど。


 僕にとって、とにかく「NICOLAの低頻度かな」ってのは覚えられなかった。
 「ぱぴぷぺぽぁぃぅぇぉ」はさっぱり覚えられなかったし、他に清音低頻度かなもキツかったような……。
 しかも、せっかく用意してもらってた「小指シフトに逃げる方法」、僕は好きになれなかったし……。


 ……なのに、「もっと覚えにくい」飛鳥カナ配列が、同程度に習得できちゃった……ってところで、『これはなんかへンだ』って思い始めました。
 高頻度カナの「清音・濁音ペア」なんか、リンクして無くてもちっとも忘れないじゃないか*1
 それにくらべて、もっと低頻度の「ぱぴぷぺぽぁぃぅぇぉ」がリンクしてないなんて、片手落ちもいいところじゃんか……と。


 ……ってゆー感じで「あしゅかはいれちゅ」を作り始めたのが3年前。
 ただの腰掛のつもりだったから、もー「指さん」の好き勝手にやらせましたよ。
 「僕がなぜか、こう誤打してしまう」ってところを見つけては、「誤打したその位置こそ、本来その【かな】がおかれるべき場所だッ!!!」なんて配字方針だったせいで、あたりまえのように「論理性」はかけらもないんですけどorz。
 改定の波が1ヵ月半に3回あって、固定されたものは「かえであすか」って名づけた……と。


 ……そう考えると、「かえであすかが、忘れにくい」んじゃなくて、機序が逆なんだな。
 「誤打してしまった位置へと、あとから正式配字することを繰り返して」つくったからこそ、「かえであすかが、僕にとっては忘れにくい」ンだろうなぁ……と。
 ……ところで、「ある特定のカナを、毎回誤打してしまう」ってのは、同じ配列を使っている人同士で「似た傾向」が出るのかなぁ。
 もしかすると、そこに「計算配列ではなく、手捏ね配列が目指すべき、一つの方向性」がある……のかも。

*1:この「清音・濁音ペア」による【打鍵感】が気に入っていたら、わたしも小梅配列のように「清濁同置配列」を基礎として、かえで化したはず……と思います。ちなみに私にとって、実際には「清音・濁音の同置」も、記憶を混乱させる元になっていました……かえであすかでは、JISかなと同置だった「け」だけは同置のまま処理しましたが、他ではこれができなくて清濁隣置という方法に逃げた、という感じで。