(memo)(kaad)英字入力用配列の中で「実効最高速度」を記録する配列は、「中指位置に母音を置かず、かつ利き手側片手アルペジオを徹底的に活用したもの」になるのかも。

 ……って、なんでアルカの単語で「予言」とか書いてるんだろう……orz。


 実際のところ、【【配列確定】かえであるか配列、チンパンジー(lime)版……じゃなかった、かえであるか配列改0訂0案3版。 - 雑記/えもじならべあそび】を書いていて思ったのだけれど、どうも表題のような要素を満たす配列群の中に、最も効率のよい英文用鍵盤配列が眠っているんじゃないか?という、ざっくりとそんな予感がしていたり。
 ただ、これってQwerty/Dvorak/Colemakあたりと全然違う話になっちゃうから、もしかすると「実効最速配列≠楽な配列」ってゆー可能性も否定できないけど……。


 実際どう設計するべきなのかは、まだピンと来ない……けど、たぶんこんな感じかな、と。

  • ホーム段および上段の中指位置キーには、高頻度子音を合計4字配字。
  • E・Iはホーム段薬指位置にそれぞれ配字。
  • A・U・Oは、残ったホーム段キーに配字。
  • 左手連打による子音連打を徹底的に避けるため、可能な限り「交互打鍵」と「利き手側片手アルペジオ」に逃げる。
  • 左右負荷は、左手:右手が「45:55〜34:66」あたりの間になるように収める。
  • 交互打鍵率偏重の評価方法は避けて、「実打鍵時間が短い」パターンを積極採用する。
  • 掌を上下動させる動作は(上→下方向が高速動作できるので)活用し、掌を左右動させる動作は徹底的に避ける。

 ……条件が変なので、簡単な計算配列としては設計できないと思う。


 英字鍵盤配列は、和文用非行段系配列とは違って「出現頻度が、最高頻度文字よりも極端に低い……って文字がない」から、基本的には訓練の有無による配列性質の差は出にくいと考えられる……けど、訓練の度合いによって「掌の下方向の動き>掌の上・左・右方向の動き」の差は小さくなっていくから、【どの程度打鍵するのかによって、掌の下方向の動きをどこまで重用するかどうかが変わってくる】ってところには注意しないとダメかも。
 基本は実測に従って運指速度を決定するべきなのだけれど、上記のような訓練度合いによる差がバラけて出てしまうと配列評価しづらくなるので、ある程度運指速度を抽象化して、見かけ上の誤差を取り払う必要はありそう。


 ……って、コレはどうやって検証しようかしら……。
 英字用鍵盤配列って、(CVCで構成された)2〜3gram単位で途切れる『要素単位』が高速に打ち切れれば、音素同士のつなぎ部分は多少遅くても『感覚的な』速度低下感は出にくい……から、そこを悪用?して配列設計しないと、『ユーザーが実打鍵したときに、速いと感じる入力法』は作れないところが厄介だと思う。
 #ってことは、運指時間を単純に参照するんじゃなくて、『要素単位』が途切れるところでは『指の運指時間を、若干少なめに見積もる』ように、わざと補正計算をしなきゃいけないってことになる……うわヤヤコシクなってきたorz。