((memo)「飛鳥カナ配列」の習得難易度と、「下駄配列」「新下駄配列」の習得難易度は、それぞれおなじぐらいなのかも。

(過去:(文字キー同士同時打鍵系配列について、4回目の悪あがきをしてみようか…… - 雑記/えもじならべあそび)


 「下駄配列」と「新下駄配列」の習得難易度差については、kouyさんか移行ユーザーによる詳細解説があると思うので、そのあたりについては利用者考察にお任せ……という感じかな。
 で、その解説によって得られる情報をもとに、「かえで新下駄配列」の目標難易度を設定してみたいと思う。

── 文字キー同士同時打鍵系 親指シフト
オリジナル配列 新下駄配列 飛鳥カナ配列
かえで化配列 かえで新下駄配列 かえであすか配列


 ぱっと見の難易度としては、「飛鳥カナ配列の難易度+規則形拗音拡張=新下駄配列の難易度」くらいのあたりだろうか……。
 「ひとつの文字列を出すために、複数の選択肢がある」状態だと、私はちょっと混乱する……ので、かえで化するときには「小書きかな単独の扱い」を、できるかぎり「使いにくくする」ことよって、わざとその経路を遮断するように調節するほうがいい、のかも。


 「規則形拗音拡張」の部分は、「単字かなの連接」とは分離して覚えなきゃいけなくて、その分だけ記憶負担が増える……ので、清濁隣置化については、基本的に「かえであすかよりも過激に」やって、単字かな部分での耐忘却負荷余裕を十分に確保しておく方向に持っていくとよさそう。
 単字かな部分の負荷を「かえであすかよりも軽く」して、その余力部分に「規則形拗音拡張」を突っ込めば、全体の耐忘却コストは「かえであすか同等」にできるはず……なので、まずはそれが『新下駄配列のフレームワークに対して、インプリメント可能なのかどうか』を見極めたうえで、配列設計に突入しようと思う。
 

 とりあえず……設計難易度の目標は、かえであすかと同じく「訓練レスでも忘却曲線パターンに接触しないこと」にするつもり。
 忘却曲線パターンに接近・接触しないように『訓練するべき』ってのは、何度も何度も何度も何度もRayさんから突っ込まれた話……だけど、私の考え方は10年以上変わることなく『維持のために非日常訓練が必要であること=インターフェースとしての、私が目指すところの理想から逸脱してる』ので、私にとってそれは『はじめから考慮の価値なし』という感じなんですよね……。
 配列を使う使い手は【全知全能の神】じゃないから、『使ってほしいユーザー像を決めて、そのユーザーが使う普段の利用スタイルで支障が出ないように、効率と忘れにくさのバランスをうまくとっていく』ほうがいいと思う*1
 そうしたときに、『維持のために非日常訓練をしたくはない』というユーザー層に向けての配列を考えようとすると、正直言って「飛鳥カナ配列」では「日常打鍵量の閾値が高すぎて、忘れちゃう」ことが(私自身使ってきた経験から)わかってきたので、飛鳥についてはこれを改変して「かえであすか」を作ったところで。


 新下駄配列の重さが、実際どの程度なのかは、まだ把握できてない……けど、「かえで新下駄配列」へと調節する過程では、こういったあたりのことをかんがえて、「配列維持のための非日常訓練は意識的に避けて、それでも忘却曲線に引っかからないように」配列調節していくことになると思う*2
 ……って、そう考えると、配列調節の期間は「かえであすか」と同じく、目標として「改定半月、評価打鍵1ヶ月」くらいになるのかな……と。

*1:よく、「目標」を定めて日々「目標に向けての行いを自身で評価」し続けると、「夢」が『現実』になる確率が上がる……とかいうけど、ああいうのと同じ。バリバリ訓練して維持したいヒトにとって効率よく快適な配列と、日常利用のみで維持したいヒトにとって効率よく快適な配列ってのは、それぞれ別に存在するものだし。

*2:配列の『習得』は別。こっちはモチベーションを維持するために「よくできたメソッドで、日々向上を実感できる」ようにしていかないと、洒落にならん事態に陥るし。『習得』と『維持』に同コストがかかると大変だから、『習得』はなるべくどんどん進むようにあらゆる手を尽くしたいところだけれど、『維持』は日常操作のみでオッケー……ってのが、私にとっての理想。