USB-DACに関する「ゆれ」対策の考え方テスト、その2。

(関連:揺れすぎバス(USB)問題解消の提案について - かんがえなしですオーディオ@Wiki - アットウィキ)
(過去:USB-DACに関する「ゆれ」対策の考え方テスト。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:(memo)接続方法としてのUSB/LAN/iLink、時間吸収制御としてのISO/ASYNC/FLOW、出力方法の分別としてのDAC/DDC、2回目。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:(memo)接続方法としてのUSB/LAN/iLink、時間吸収制御としてのISO/ASYNC/FLOW、出力方法の分別としてのDAC/DDC。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:揺れすぎバス(USB)問題への対策案が、プラセボなのかどうかをチェックする方法を見つけた……ので、ただいまノンブラインドテスト中。 - 雑記/えもじならべあそび)


 141Fさんに、マルチビットDAC環境での比較をしていただけた(&(たぶん1bitDACが載ってる)USB-DACとの比較試聴結果も、前の記事にて拝見できた)……ので、結果と過程についてもう一度整理を試みてみた。
 #おもいっきり右側にはみ出ているので、画像をクリックして見てください……。


 ここでのポイントは、「DDC段」と「DAC段」のそれぞれに、精度が一桁落ちる要素&一桁落ちを防ぐ手段がある……ってこと。

該当部分 精度落ち要因 精度の1桁オチを防ぐために、使える手段。
DDC USB1.1の許容誤差起因 USB2.0 AudioClass2.0*1 、 または USB1.x ASYNC 、 あるいはタイムシフトUSB-HUBを使う。
DAC 1bitDACの原理に起因 マルチビットDACを使う。

 もう一つ怖いのは、「ほかのはぜんぶ【加算】だけれど、DACの方式起因で起きてる差はビット数の関係から【乗算】で影響する」ってことだろうか。


 いまのところ、こうなるのではないか……と仮定してる。

気になる度合い やるべきこと。
全く気にならない人 DDC段も、DAC段も、無対策のままでオッケー。
ある程度気になる人 DDC段に何らかのタイムシフト手法を導入するか、DAC段にマルチビット石を使うか……の、どちらかが必要。
すごく気になる人 DDC段と、DAC段の、両方に対策しないとイケない。


 こう考えると、ASYNC化・USB AC2.0化(それぞれタイムシフトHUBと同じ効果)とは別の段における【マルチビットDAC化、他は無対策】という状態が未テストだった……ってことが浮かび上がったので、それについては中古機体が入手できるか調査してみて、入手次第テストしてみる予定。
 マルチビットDACの導入のみでも効果があるとすれば(……ってゆーか、それぞれのDACが持つ動作原理から考えて、マルチビットDACのみの導入でも「効果がある」状態じゃないと、つじつまが合わないことになる)、それで上の話がきちんとつながる……のだけれど、こればかりはテストしてみないとわからないので、やっぱり機会をみて確認してみようと思う。
 #ただ、マルチビットDACの中古品が安くなかった場合は、そこをチェックできないかもしれないけど……。

*1:規格の許容誤差がUSB1.xよりも段違いに小さいので、ASYNCではないISOでも十分な効果がある。