AZIKでTypewellに「正式参加」出来るか?って聞かれたら、今ははっきりと「TWJKで参加してくれ!」と言いたい。

(未来:AZIKの【表現方法】を「タイプウェル国語K」での利用に適応させた、「ああずっといいかな配列」。 - 雑記/えもじならべあそび)


 ……この話、もうすっかり諦めていた……のだけれど、よくよく考えてみると、「ものすごく、勘違いしていた」ことに気づいた。
 ……いや、そもそも「タイプウェル国語Kで通すことを前提に作るAZIK」はローマ字入力として捉えちゃダメなんだよ、ってところを、すっかり失念していたって意味で。


 IMEのローマ字解釈エンジンをわざと通さずに使う、「姫踊子草/繭姫用定義」や「やまぶき定義」等を使う実装とする限りAZIKは「そもそもローマ字入力ではなく、規則外定義付きの行段かな入力」でしかない。
 言い換えを試みると、AZIKは「規則を崩しまくった、月配列に似たもの」なんだよね……。
 IME上で「ローマ字定義の入れ替えで実装」する場合だと、どこかに定義の「漏れ」があって、ローマ字入力ルールが使えてしまうからマズい……けど、それだともともとTWはできないから、IMEのロマかな定義については考慮しなくて良いと思う。
 TWJRを使う場合は「ローマ字をTWJRが解釈してしまう」から、AZIKローマ字入力的に使うことができてしまってマズい……のだけれど、TWJKなら「ローマ字綴りは解釈せず無視する」から、TWJKで使うAZIKは「ローマ字綴りとしてのルールが効かず、AZIKの【綴り→かな】ルールだけでしか文字入力できない」ことになって、結果として「行段系かな入力」として成立する


 ……って、この解釈が正しければ、わずかでも省打鍵を実装したローマ字入力は「TWJR」には参加しちゃダメってことになる(ゆえに「参考記録扱い」になってる、と)。
 逆に、JISかなの打鍵効率を超えず*1、かつ「ローマ字→かな変換エンジン」を必要としなければ、「TWJK」の参加ルールは余裕でクリアできる。


 「TWJK」のルールは、カナ230文字当たり「(旧JISX4063で)400打鍵:(JISX6002で)280打鍵」ってゆーTWの設計から逆算して「シフトキーを含めた打鍵数が、1.217打鍵/かな(JISかな実質効率)に等しいか、それよりも悪いこと*2」にある……から、AZIKの効率がおおよそ1.3〜1.5打鍵/かなであることを考えると、TWJKには余裕で参加できる、と。


 ……ただし、参戦条件がふたつ。

  • 【必須】配列定義は「(IMEのローマ字→かな変換エンジンに依存することなく)JISかなモードで使える」状態になるよう作成し、その定義を公開すること(姫踊子草経由なら、これは単純に満たせる)。
  • 【推奨】ローマ字入力としてではなく、変形かな入力として「似ているけれども、はっきり違うとわかる名前をつける」こと。

 ……こんな屁理屈でホントに参戦可能なの?って疑問に思った人は、いちど「単純な行段かな入力」を自作してみて、それをAZIKルールへと徐々に変換していけば良いと思う。
 そうして作った配列解説は、屁理屈ではなく、まともな「行段かな系」としての解説になるから。
 #ってゆーか、単純に「(ローマ字→かな変換エンジンに依存せず使用できる)タイプウェルJK適応のAZIK」って書き出しでも良い気はするけど。


 ……って、なんか前にも同じ事を書いていたような気がしてきた……のだけれど、今日は過去日記をあさる気力がないので、そっちは省略することに。
 #もっとも、私がこーゆー事を書いたところで、実際に判定するのはGANGASさんなので……いったん「ああずっといいかな配列」みたいな配列解説ページを作って公開し、それを元にGANGASさん判定を待つしかないとは思うけれど。

*1:JISかなを超える効率をたたき出すのは、「打鍵数基準」だとかなり難しいから、普通は気にしなくて良い話だと思う。

*2:JISかなは「1.217打鍵/かな」であって「1.117アクション/かな」なのだけれど、タイプウェルは「アクション数」ではなく「打鍵数」を基準にしていることに注意。この数え方で間違いなければ、「1.2〜1.3打鍵/かな」であって「1.2〜1.3アクション/かな」の【新JISかな/月配列系】も、「1.3〜1.5打鍵/かな」であって「1.0アクション/かな」の【かえで****あすか】も、そして「1.2〜1.4打鍵/かな」であって「0.8〜0.9アクション/かな」の【文字キー同時打鍵系配列】も、打鍵数はJISかなよりも多いから参加できる……この理屈が崩れるとすれば、そもそもTWJKの課題が「打鍵数で数えて、280打鍵/回になっている」のではなく「アクション数で数えて、257アクション/回になっている」必要がある……けど、TWJKが「打鍵数で数えて、280打鍵/回を打ち切るもの」だってのは、TWJK利用者なら誰もが知ってる話だよね。4段系配列だと「打鍵数で数えて、280打鍵/回より打鍵数を減らせる」様にも設計できてしまうから、TWJK向けの調節&資格証明が大変……なのだけれど、3段系配列では「打鍵数で数えて、280打鍵/回よりも打鍵数が減る」ことなんてまずありえねー話だから、心配する必要はないと思う。──ここは一旦、2010年10月3日1:06:46に撤回します。これらは今のところ『拡大解釈』だったり『誤りである可能性を含んでいる』し、AZIKには関係のないところなので。