はてな質問専用記事。

 この記事は、はてなで質問するための、専用記事です。
 元ネタがわかっても、この記事に対して(質問が終了するまでの間は)コメントしないでください。


 なお、この「記事内」では、以下に解説する日本語入力法の名前を伏せて、「ナントカ入力法」と表現しています。

ケータイ用「ナントカ入力法」の特徴。

  • ケータイのテンキーで使う「かなめくり入力」&「ポケベル入力」(約2.3打鍵/かな)と、パソコンのフルキーボードで使う「Qwertyローマ字入力」(約1.7打鍵/かな)との、ちょうど中間くらいの性能(2.0打鍵/かな)。
    • iPhoneフリック入力(約1.1打鍵約1.2打鍵+約0.8フリック/かな)と比較したら、どっちが楽かは解りません。
    • ケータイ用ローマ字入力規則はいくつかありますが、それらより2個少ないキーで同等の効率を達成しながら、かつ記号類を少し多めに表現できます。
  • 既存のハードウェアで、ソフトウェア的に対応すれば利用可能(たとえば、シャープの W-ZERO3 とかであれば、いまでもソフトウェアで再現可能)。
  • 重心設計の悪いケータイでも使いづらくならないよう、下のほうのキーほど「あまり使わない」ようにしています*1
  • けっこう単純バカ?な入力ルールを採用していて、覚えにくくはないはず*2

ケータイ用「ナントカ入力法」の入力例。

 すごく変な例文ですが、たとえば【(みつめながら)すきだぁっ!】*3と入力してみる……と、以下のような感じ。
 カタカナで書いてるのが「1操作目」で、ひらがなで書いてるのが「2操作目」です。
 お手持ちのケータイを片手に、「押してみるフリ」をすると、感触を掴みやすいかと思います。

 ……これで「(」と出ます。

 ……これで「(み」と出ます。

 ……これで「(みつ」と出ます。

 ……これで「(みつめ」と出ます。

 ……これで「(みつめな」と出ます。

 ……これで「(みつめなが」と出ます。

 ……これで「(みつめながら」と出ます。

 ……これで「(みつめながら)」と出ます。

 ……これで「(みつめながら)す」と出ます。

 ……これで「(みつめながら)すき」まで出ます。

 ……これで「(みつめながら)すきだ」まで出ます。

 ……これで「(みつめながら)すきだぁ」まで出ます。

 ……これで「(みつめながら)すきだぁっ」まで出ます。

 これで「(みつめながら)すきだぁっ!」となる……と。

ケータイ用「ナントカ入力法」の全体像。

 1操作目は「遠目」に、2操作目は「近目」に見てください。

1: 2: 3:
←2回同じキーを押すと、
 灰色の文字が出ます。
 その他のボタンも同様。
           
4: 5: 6:
 使用頻度が第3位の
←【ん】は、押しやすい
 「56」の手順に割り
             当ててみました。
7: 8: 9:
←【空】は空白文字(Space)
           
0:
            ←【い】は普段使いません。
            ←【え】は普段使いません。
            ←【゛】は普段使いません。
                ←【゜】は普段使いません。

これにて、はてな質問用の解説は終了となります。

 ここまでご覧いただきまして、ありがとうございました。

*1:2010年8月29日20:01:44追記……端末重量が100gを切るようなものであれば、重心設計には関係なく、どういう入力法でも採用可能だと思います。一方で、この入力法は【ハイスペック機標準の125〜150g端末なら快適に打てるようにと、それよりずっと重い175g機を対象に「全く支障なく」使いこなせること】を目標に作りました。

*2:2010年8月29日20:01:44追記……迷ったときには「パソコンのローマ字入力」をするときの「文字配置」や「ローマ字規則」をパクッてきたりしました。50音順に沿っていない文字配置については、ほとんどが「ローマ字入力」からアイディアを借りたものなので、ローマ字入力になれている方であれば「あー、これをパクったのか(笑)」って気づくところが何箇所かあるはずです。

*3:2010年8月29日20:01:44追記……「漢音を含まない例文」を紹介するには、理由があります。この入力法って、実は「絵文字含みのメール体」と「ケータイ小説」の記述でも使えるようにと作ってみたつもりでいます。ケータイ向けのローマ字入力は「漢音」の多さに依存して操作回数を減らす構造なのですが、漢音の代わりに絵文字を使うケータイメール体には効果がないため、この入力法では絵文字をつなげる「やまとことば」を打ちやすいように調節しました。また、ケータイ小説向けとしては、大体の記号を2操作で打てるようにした上で、「──」(読みが「よこよこ」、操作が「85258525」)と「……」(読みが「てんてん」、操作が「44564456」)が打ちにくくならないようにしています。