工程改善、作業改善、そのあとに設備改善……って、鉄則じゃなかったのか。

 日本語入力法で言うと、こんなところか。

改善分類 やること
工程改善 大枠の無駄(運指距離の無駄)をとる
作業改善 手順を変えて、細かな無駄をとる
設備改善 コンパクトな作業を生かすために、キーボードを買う&ソフトを開発する。


 はじめっから設備改善をすると、あとから「作業改善」をやったときに「実は無駄な金銭を投資していた」ってことになりがち。
 はじめっから作業改善をすると、あとから「工程改善」をやったときに「実は無駄な時間を投資していた」ってことになりがち。
 すくなくとも、工程改善とか設備改善について、「やったフリ」ってのはオススメできない。
 ドブは、きれいに汚泥を除去するからこそ匂いがなくなるのであって、いくら消毒剤をぶちまけようとも効果なんてないに等しいし。
 仮にやったフリをしてメッキがついたところで、どうせ後から「数字とか体感とか」ってゆー、逃げられないものによって、その姿があらわにされてしまうわけだし。


 このときのポイントは……

  • 同じことを繰り返すなら、「1単位のアクションが長くなってもいいから、総合効率を重視」*1
  • 繰り返し作業にならないなら「とにかくシンプルに、かつコンパクトなアクションにする」*2

だろうか、やはり。


 ……ってゆーと、「かえで****あすか」って、工程改善だけでとまってるんだな……微妙だ。
 #「忘れにくさ」をキーワードにすると、どうしても「訓練でしか到達できない領域(作業改善のレイヤーではじめてできること)」には到達できないから、ある意味「宿命」みたいなものなのだけれど。


 いまは、とりあえず「かえでレフティあすか」になれてみて、それによって「勘違いしてるであろうところの問題点」を洗い出すことが、たぶん先決なんだろうな……と思う。
 いまのところ、「外法運指法」に慣れてないってところを除けば、特に問題はない……のだけれど、左右負荷がまるっきり逆なので「それなりに慣れ始めたところ」でひどい問題が出るだろうと思う。そのときに「かえでライティあすかと共通する問題点」について、あれこれと検討してみたい。


 うーん……「高いキーボードに逃げたら負け」なのか、それとも「弘法こそ筆を選ぶ」なのか、実際のところはわからないのだけれど、筆の世界とキーボードの世界とで、その絡みに違いがあるのかどうか、ある程度検証してみたい気はする(どういう方法が必要なのかは、まだぴんとこないけど)。
 #キーボード操作が「運動性記憶」である限り、ふつうは「前者が適用できないものは、何かが間違ってる」はずだとはおもうのだけれど、仕事ではなく趣味で打つのであれば、もちろん「後者こそ消費拡大の鍵」だったりするから、あんまり余計なことは言えないし……。

*1:タクトタイムが決まってる作業の場合、外側の作業を細切れにして、どんどんタクトタイム内に詰めていく。

*2:ループ内で何度も繰り返し照る作業があったら、そいつを外側に追いやることができるかどうか考える。