「シャープHYBRID W-ZERO3(WS027SH)」の感想を、機種変更データベースに書いてきた。

 「いまは」20点。ctrlswapminiが対応してくれれば、その時点で60点。
 あとは、シャープの中の人が、6ヶ月間でどこまでがんばってソフトウェアを作りこんでくれるか……によって、自動的に決まりそう。


 いままで「超短期開発志向だった」W-ZERO3シリーズの悪しき習慣?が、今回のHybrid W-ZERO3には適用されていない*1……ためか、ちゃんとした完成度を持つハードウェアに仕上がっていた。
 コールドモックよりもさらに、テンキーの押下感触がすごく丁寧に作り込まれているし……半年とか1年かけて、試作数十種×評価打鍵数十人規模とか、そーゆー環境で評価したのかなぁ……という印象を受けるところで。
 テンキースマートフォンとしては、世界初どころか日本初すらも逃して、「いまさらテンキースマートフォンかよ(笑)」みたいに見られがちなのだけれど、【物理テンキー付きスマートフォンの三世代目】という見方をすると、ちょうどしっくり来る、いい端末に仕上がっていると思う。


 一方で、ソフトウェアは「マトモに動き、とりあえず格好よく」を満たすのが、現時点では精一杯だった……という感じ。
 重いし、ぎこちないし、取りこぼすし、カスタマイズしきれてなし……ってゆー、今はそういう状況。
 ……ただ、こーゆーのにはもー慣れっこだから(苦笑)、半年掛けて修正して、メジャーアップデートで挽回してくれば十分OKだと思う。
 ハードがダメなら致命的だけど、3年間使う端末で「はじめからマトモにテンキーONLY操作ができる」なんて夢は見てないからねぇ……。
 ソフト部隊は「片手持ち打ち」実現のためにまだまだがんばって欲しいし、アップデートのリリースと同時に「非ヲタ向けCM」に差し替えるとかもして欲しい。


 ……たぶん、半年後には、すくなくとも80点台の点数を付けられる端末になっていると思う……し、そう期待したい。
 あと、(私自身は買わないけど)「マトモに打てる、半キーずつ重複配置した(FIO-KEYBOとかの)Qwerty端末」も待ってるから。

*1:PHS部分について言えば「無線部分を持っていない、単なるジャケット」なのだけれど、3G(W-CDMA)部分について言えば「データ通信機能を有するケータイ」なので、どうあがいても「超短期開発」は無理……ってところが、かえって「ユーザーインターフェースの開発をマトモに行う余裕として使えた」んじゃないかと考えていたり。今までの「思いつきインターフェース」じゃなくて、きちんと「思いやりインターフェース」に近づいていたところが◎だと思う。