(memo)使うのは「人間の指さん」なんだから……それがアタリマエの選択だと思う。

 旧機種を併売しているWillcomスマートフォン戦略にとって、足りなかったところがようやく充足された、と。
 iPhoneに完敗するまでわからなかった、というのはショックなのだけれど、気づいてもらえたのなら、まだ間に合う……のかも。
 こいつをがんがん売って、また来年から、今度は「(2年縛りルールをうまく使って)1年サイクルで、Qwertyあり機とQwerty無し機を、互い違いに出す」とか、そーゆー方向で進めるための体力をつけてほしい。


 【アドエスの進化系として、2年縛りが解けるあたりにハイブリを出す】ってのは、とっぴでもなんでもなくて、正常な進化だし。
 こいつが売れたら、その分の余裕でQwertyあり機を開発すればいいじゃん。
 (オフラインでの宣伝能力が高い)実質のユーザーはガラケーライクな端末で確保して、(オンラインでの宣伝能力が高い)声のでかいユーザーのためのQwerty機ラインを延命するってのは、Willcomが取るべき作戦としては十分マトモだと思う。


 ただ、来年のは「使えないQwerty機」にならないように、ボタンサイズには気をつけて欲しいよね……。
 エス以降のQwrety機が「どうダメなのか」ってのは、初代との比較評価で十分解ってるだろうから、きちんと「小さいキーに見合うように、十分な隙間を確保する」ことだけは忘れないで欲しい。
 そのボタンをたたくのは、爪楊枝ではなくて、「親指の腹」なのだから。


 物理けん盤が腐ってたら、すさまじく工夫した論理けん盤配列を乗せなきゃダメだし。
 物理けん盤が腐ってなければ、多少ダメな論理けん盤配列でもどーにかなるし。
 ……「Qwertyにこだわりたい」のならば、「Qwertyでさえもマトモに打てる、親指操作な物理けん盤の、現実的な腐っていない姿はどうあるべきか」ってのを、きちんと評価打鍵して決めて欲しいと思う。
 たぶん、「普通のキーボードと同じずれ方をした、ごくごくシンプルな物理けん盤を、親指操作向けにリファインしたもの」になるよね。
 初代を基にして、そーゆー「初代から期待をして移行できるような、まともに使えるQwerty機」になることを、個人的には期待していたり。
 いまのところ、「腐ってない親指Qwerty端末は存在していない」はずだから、(これから9ヶ月かけて評価打鍵しながら作りこんでいけば)今から開発しても「世界初の、腐ってない親指Qwerty端末」をつくるうえで、全然遅くはないと思う。