(memo)もしも「1993年までにJIS X6002が廃止」されていて、JIS X6004が存続して、「MS-DOSのロマかな時代」を経由して「Windows時代」に至った場合、いわゆる「ロマかなvsJISかな論争」は、だいぶ様変わりしていたんだろうなぁ……と思う。

2009/11/03-16:30追記: タイトルのうち、「ロマかなvsかな論争」の部分を「ロマかなvsJISかな論争」に書き換えました。
2009年11月3日23:41:07追記……タイトルのうち、「JIS X6004」から【X】が抜け落ちていたので補いました。


 こんなあたりを軸に論争している……のだろうか?意外とディープな論争になっていそうな気がする。

× JISかな(JIS X6004) Qwertyローマ字
メリット 打鍵数が3割少ない、運指量が少ない、指の使い方がやばくない 行段方式で覚えやすい、英字入力とキープリントを共用できる
デメリット 配列が複雑で、おぼえにくい 打鍵数が5割多い、運指量が多い、指の使い方がヤバイ

※どっちも一本指打鍵は可能。


 こうなった場合、新JISかなの「2009年時点での」普及度は……たぶん「JIS X6002利用者から、シンプル配列だからとJIS X6002を利用していた人が脱落して、効率を追い求める人がJIS X6004を使い始める」くらいだろうから、JIS X6002よりは利用者が少ない(たぶん、500万人前後)かな、と。
 ただ、時代的には……いまごろから世間では少しずつ、JIS X6004への移行が始まっていそうな気がする……事務系を中心とした「VDT症候群対策&効率向上策」とかいう名目で。


 もしも親指シフト(NICOLA)のフォーラムとかフォローサイトとかが「今のままで」存在していたら、「ほとんど差がないじゃんwwwwww」とか「(公式のJIS化提案が)アクセシビリティを考慮してないなんてダメだろ」とか、色々突っ込まれていたんじゃないかという気がする……それはそれで怖い世の中だと思う。
 あと、少なくとも「かえで****あすか」は生まれなかったと思う。
 だって「JIS X6004がベンチマーク配列な世の中」って、いくらなんでも「配列屋にとっては」厳しすぎるよ……アレを超えるのは、いろんな意味で大変だし。
 #「少ないシフトを逐次シフトで処理する」のと、「多いシフトを同期/連続シフトで処理する」のを比較したら、さすがに「打鍵速度勝負では勝てない」だろうし。