(memo)電子タバコMODでeneloop……は面倒。
電子タバコ関連スレッドで、eneloopの話が出てる……けど。
eneloopに限らず二次電池って「過放電を防ぐ回路が付いてる機器で使うことを前提に作られてる*1」ってことを、忘れてるんじゃないのかなぁ……と思った。
eneloopの放電終止電圧って、たしか1.0V近傍だったような。
「二次電池(充電電池)対応の、普通に設計された電子機器」なら、そこに到達する前に「バッテリー切れ警告」を出してシャットダウンする*2……から、何とかなる、のだけれど。
一次電池だけを使う前提の機器だと、0.9Vとか0.8Vぐらいになるまで「がんばって引き出してしまう」ことがあって危ない、と*3。
電子タバコMODで制御回路なしだと、そーゆー配慮すらなくて「煙が出なくなるまで使う」んだろうから、そんな使い方をしていたら速攻でeneloopは死亡してしまうと思う。
シャットダウンさせる回路を作るのは大変だろうから、せめて「(eneloopの3セル直列で使うなら)3.3V未満だと点灯しない、パイロットLEDランプ」を作りつけるとか、そーゆー配慮くらいは必要かなぁ、と。
「ランプが点かないときは、無理に使わず電池を再充電してください。そのまま使うと電池がダメになります。」ってアナウンスすれば、これで一応許容範囲だとは思う。
……って、こんなことを書いておいて、せいぜい「Vf=3.3V If=20mAのLEDと、20mAのCRDを直列にして、アトマイザーと並列に繋げばいいんじゃね?」とかいう小学生チックな妄想しか働かない*4、のだけれど……orz。
#実際には、結構素子にバラツキがある……から、きちんと「3.3V±0.2Vを境に点減が分かれるように、2つの部品をペアリングして使う」必要があるのだけれど……。
2009年10月22日0:35:41追記。
2009/10/12の時点で
と指摘?したら、きちんと
- http://jpstore.bluecig.cn/shopdetail/008000000009/
- http://jpstore.bluecig.cn/shopdetail/008000000008/
で速攻オプション化採用されたッぽい*5。
こうして速攻実装してくれる、店主のそういう姿勢が好き。
始めにやり取りしたときの印象だと、たぶん実装「する気&する能力」はあるだろうな……と思ってはいたのだけれど、実際の反応が予想よりも早かったので、反応速度については驚いていたり。
こうして「ユーザビリティ」のことを、真面目に考えてくれてる人が居る……ってのは、どういう世界においてもホッとするものですね。
*1:過放電すると「再充電」に失敗したりします。化学電池は「コンデンサ」と違って、「容量がすっからかんになるまで放電する」とかいう使い方は出来ません……過放電を無視できるように設計するなら、「電気二重層コンデンサ」とかを使うような考え方をしないといけないのかも。
*2:大昔の機器だと「過放電警告は出さない」かわりに「過放電警告電圧よりも高い電圧で、既に動作不良となる」様に設計していた機器もあるけど、これも「過放電を未然に防いでいる」という結果はおなじ。
*3:昔、ハンディタイプのアマチュア無線機で「0.6V/cellまで使い切ります」みたいなハンディ機すらあったような……。
*4:実際には、もっとVfが低いLEDじゃないとダメだったような気も……このあたりは詳しくないから、どうにも記憶が怪しくて微妙。
*5:電圧検出用の回路が「今回の提案方式」なのか、それとも「元の電池用回路を流用したもの」なのかは、わからない……ですけど、「ユーザーに対して情報を見えるように提供する」という結果が同じなら、方法はどっちでもいいんです。