(memo)「速いから」かえで****あすかを選んでるの?ッて言われたら、今は確実に「No!」って言う。

 注意:あまりにも「いつものグダグダな愚痴」になってしまったので、これは半分隠しておくことにします……。


 最近、職場でロマかなを使う機会が増えすぎて、もー打鍵量が逆転していたりします。
 打鍵速度もすっかりひっくり返ったので、速さ「だけ」で言うならロマかなのほうがマシという始末。
 使う量に応じて習熟量(忘却量?)とかが変わるから、当然打鍵速度も相対的に変わるわけで。
 ……じゃあ、家でもロマかなを使うの?ッて訊かれたら、これは不思議なことに「No」だと感じていたり。
 一時期は「ロマかなよりも速く打てるから、使ってる」って時期があった……けど、どうやらそういうところは「使ってみると、さして関係ない」ッぽい。


 俺が求めてるのは「文字入力あたり」についての、「打鍵量の小ささ」とか「運指量の狭さ」とか「指に対する負担の少なさ」とか「忘れにくさ」とか、そーゆーところにあったりするのだけれど、それをロマかなでは満たせない……から、「使えるところでは、可能な限り、かえで****あすかを使う」わけで。
 もちろん、「運指量のより少ない入力法」とか「シフトがらみの負担が軽い入力法」とか「打鍵量がもっと少ない入力法」とかが、世間にはいろいろあるある……けど、俺にとって「バランス」の【ちょうどいい】入力法が、たまたまかえで****あすかだったりする、と。


 この、【ちょうどよさ】って表現したくなるところが、けん盤配列にとってのポイントなのかな。
 けん盤配について「唯一絶対の理想のけん盤配列」が存在できない理由は、「全ての人にとって、例外なく【ちょうどいい】ものなんて、作れやしない」から、と説明できるのかも。


 あと、これが「手垢にまみれて自分で調節してきたものだから、単純に【ダメっぽいけど、愛着が湧いてしまって使ってる】のかも」とか考えてもみたのだけれど、別にそういうわけでもないらしく。
 もともと、かえで****あすかに対して「愛着」が湧いていたのって、それこそ「弄ってる間だけ」ぐらいの勢いだった……のだけれど*1、そういう「弄ってる間くらいしか愛着をもてない*2」はずのものを、今でも普通に使ってる……ってことは、それなりに「求めていた機能を、きちんと組み込むことが出来た証」なのかも、とか考えていたり。


 うーん……これが「惰性」ってやつ、なのだろうか。
 ただ、これが惰性だとしても、代替配列として「打鍵量の小ささ」とか「運指量の狭さ」とか「指に対する負担の少なさ」とか「忘れにくさ」とかをみたしてくれる、「かえで****あすかよりも、私にとってちょうどいいもの」って、一体どんなのがあるんだろう……。
 正直、いろんな「水増し配列」「コンセプト配列」を作ってきた感じからすると、「繭姫」が使えている限りは、他にちょうどよさそうな候補って、たぶん無いんじゃないかなぁ……と、そんな風に感じていたり。
 どこかの誰かが、かえで****あすかよりも「運指量が少ないor打鍵量が少ない」&「指に対する負担が少ない」&「忘れにくく覚えやすい*3」配列を作ってくれたらいいのになぁ……なんて、他力本願で進行しようかと考えてみたりもするのだけれど、そんな都合のいい配列なんて、たぶんないだろうし。
 ……そもそも「訓練は嫌いです。でも楽じゃなきゃヤです」ってのが、贅沢な要求なのかもしれないけれども。


 環境の柔軟さだけを考えれば、同時打鍵のまま突入できる「親指シフト(NICOLA)」って選択肢がある……のだけれど、さすがに「ふつうのJISキーボードじゃ微妙」*4ってのが厳しくて、この選択肢もとりようがないし。
 あと、同時打鍵エンジンが使えないとなれば、サクッと諦めも付いて月配列GA系に移行したい*5のだけれど、今のところはその必然性が無いし……。


 ……けっきょく、「カイゼン」しないで「おなじもの」をずーッと使う、ってのが、なんだかすわりが悪くて微妙だよなぁ……と、そういう漠然とした不満は(飛鳥をやり始めるよりもさらに前から)抱えているわけで。
 そんななかで「かえで****あすか」を2年使っていると、それなりに「何とかしたいなぁ……」と思うのですが、度々愚痴っている通りに「ネタが無いからどーにもならない」状況が続いている、と。
 うーん……なんかこう、「飛鳥みたいに8年費やして作ってる配列」とか、そーゆー過激なのってないですかねぇ。それでいて、ルールが十分にシンプルなやつ。
 私は、行段系の複雑なルールとか、拗音拡張とかがまるっきりダメなので、そういう拡張のない、シンプルさを基本にしたままイケてる配列があるといいのですが。
 #出来ればシフト方式も、オートマチックにあれこれとやったりしない、「ふつーの」がいいかも*6。押したとおりのそのままに、余計な制御なしにうごいてくれるほうが、私にとっては解りやすいので……。


 配列界隈スレッドとかで、なにか「ピンと来る」配列を再び見つけたときには、また「乗り換えたい病」が生じそうな……今はそんな感じです。
 #さすがに「左利きの方のためのけん盤配列」は、私にとって使えないから、それだけは「ピンときても試せない」けれど。

*1:あと、Wikiを作ってる瞬間とか、そういう時には感じたりします。

*2:真空管アンプキットとか、ああいう「組み立てて使うもの」については、大抵「組み立てている途中が面白い」ので、組み立て終わると結構醒めたりする……とか、私って結構そういうやつだったりするわけです。

*3:私の場合、「濁点後置」と「清濁隣置」が覚えやすくて、「清濁同置」が覚えにくいという、変な記憶癖を抱えているらしいことが解っていて、これが原因で「清濁同置配列が、【私にとっては】覚えやすくない」という、面倒な制約をもっていたりします……というか、正確には「清濁同置配列が抱えがちな、規則性の中のわずかな例外」が苦手、なのかも。NICOLAの半濁音とかには散々泣かされたような気がしていて、どうにもあのときの印象がぬぐえないんですよね……。

*4:かといって、親指シフトキーボードの3本目に手を出しても、幸せになれるかどうか微妙だし……前2本が合わなかったので、やっぱり怖いんです。「買いました、でも微妙でした、うわー……orz」ってのは、さすがに2回で十分なので……どこかで試し打ちするとか、天からキーボードが降ってるとかしないと、なかなか評価するのは難しいのかも。あるいは「KB232の見た目から連想したまま、空想のまま評価してベタ褒めしつつ終了……」ってゆー現状が、私にとって唯一幸せな方法なのかもしれないし。

*5:月配列4系と、月配列5系の、どちらに移行しようか……ってのは、そのときになってからの「お楽しみ」になると思う。もっとも、いまパッと見直した感じだと、もしかすると2つを交ぜて「4.5系」みたいなのを自分で調製してつかう(5系を清濁隣置化するとか)ことになるのかもしれないけれど。

*6:「ふつーの」を単にタイムシフトしただけ、なら、まだ違和感も少ない……のですが、これに「同時打鍵処理」が絡むと、押したはずなのにシフトが掛かってなかったりするときとか、そういうのがあって、たまにガッカリしたりするときがあるんですよね……。エミュレータが「私の想いらしきもの」を勝手に解釈したりする必要なんてないので、「押したままor離したまま」にシフトが掛かってくれるほうが、私にとっては「わかりやすい」な、と。