(メモ)練習前に、これだけは守ってください。

(編集先:「かえであすか」を練習する時に、知っておいて頂きたいこと。 - 日本語入力法「かえであすか」まとめWiki - アットウィキ)
(編集先:「飛鳥カナ配列」を練習する時に、知っておいて頂きたいこと。 - 日本語入力法「飛鳥」まとめWiki - アットウィキ)


 ……とりあえず書いてみた。
 これであってるかどうかは解らんけど、4年間の経験&評価打鍵経由の意見を、ざっくりまとめてみると、こういう風にするのがよいのかも……と。
 ちなみにこれ、「FMV-KB232を除く、パソコン用の親指シフトキーボード」には適用できない*1話なので、NICOLA-Wikiには転記してません。

 親指位置にあるキーをシフトキーとして使う場合、事前の知識なしに使うと「親指が痛くなる」可能性があります。痛くなるパターンとしては

  • (ケータイやゲームのやりすぎと似て)親指の付け根が痛くなる。
  • (親指位置キーの角に指が当たって)親指の皮膚が痛くなる。

の2つがあります。これらは「使い方を誤ると、どんな道具も危険だ」という類の話と同じなので、痛くならない使い方を身に付けましょう。


 道具であるキーボードについて「デスクトップ用キーボードを使うとき」は、次の2つを覚えておいてください。

  • デスクトップ用のキーボードを選ぶときには、「無変換」キーと「変換」キーについて、スペースキーと同じように「手前側が丸まっている」ものを選んでください。
    • マトモなメーカーの製品は、ほぼ例外なくこれを守っているので、大抵は心配しなくても大丈夫です。また、ノートPCでは「動作規制を実現できる高さのパームレストが手前にあるおかげで、そもそも丸みを意識しなくても安全」*2なので、これについても心配しなくても大丈夫です。
  • デスクトップ用のキーボードを使うときには、大きめで平らなパームレストを用意しましょう。パームレストの厚さは、「無変換または変換」キーを押し込んだときの、机からキートップまでの高さと同じか、それより少し薄めのものを選んでください(発泡スチロールや布などで適当に作っても大丈夫です)。


 つぎに、デスクトップ用キーボードでも、ノート用キーボードでも守って欲しいことが3つあります。

  • キーの端を押すと親指が痛くなりがちなので、親指は「できるだけキーの広い範囲を押す」ようにしてください。Qwertyキーボードでは、DキーかFキーの下に無変換キーがあり、JキーかKキーの下に変換キーがあると、ちょうど良いとおもいます*3
  • 親指による操作では、決して「親指で思いっきり叩く」様に使ってはいけません。あくまでも「親指でソフトに押す」ように使いましょう。叩く操作は動作に無駄があり遅くなるだけでなく、親指に対しても無駄なダメージを与えます。
  • 指先だけのチカラでキーを押そうとするのは、いろいろな意味で無駄があります。手首や腕をうまく使い、そして重力をうまく使いましょう。


 こう書くと「なんだ、親指シフト系って、特別に面倒なのか」と思われるかもしれません……が、これらは「親指シフトに限らず、キーボードを軽く使うためのコツ」としても共通するものなので、親指シフト系を使わない方にとっても、ある程度役立つものと思われます。

*1:親指キーの高さが影響して、パームレストによる動作規制がうまくいかないと思う。対策は検討中なのだけれど、「物理的な動作規制」がそもそも無理で、「精神論or手順に頼らなきゃいけない」ような気も……安価な物理対策で効果が上がれば、そういうところは積極的に活用していきたいので、とりあえず「JISキーボードを前提」にして書いてみることにしました。

*2:私は、このあたりの理由で「NICOLAがうまくいかず、飛鳥がうまくいった」のかなぁ……とか思ったのですが、NICOLA×ノートPCも試したような気がしていて、このあたりは定かではなかったり。ただ、「ノートPCのパームレスト」が「安全を確保するための動作規制」に役立ったのは確実だと思うので、今回はそれをデスクトップキーボードでも流用できる方法を提示してみました。

*3:一番いいのは「人差し指が邪魔して、親指を大きく振り上げることが出来ない」位置に、無変換&変換キーがあること。こういう動作規制をすることにより、結果的に「そもそもシフトキーを【叩け】ない」環境となり、動作規制による安全性が確保される……と。こういう「自然に生まれる制約を活用して、自動的に安全性を確保する」ってのは、ルールを無理なく無意識に守れるようにするためには絶対に必要な話でして。