TWJA(もしくはTWJF)は、「ごく一部の人のため」にあるべきというよりも、実際には「【Qweロマかな】と【JISかな】の垣根を取っ払って、真に公正な競技をするため」にあるべき……なのかも。

(過去:新しいタイピングソフトにおいて、できれば考慮してほしい事柄。 - 雑記/えもじならべあそび)


 上2者が公正に競技できる場を構築できれば、自動的に「(JISかな出力機能を持つエミュレータを使った)ほかの入力法を使っていても」参戦できる……という順序を踏んでいくほうが、流れとしては自然かな、と。
 そのためにクリアしなきゃならない理論面での課題(というか出題条件)は、あるていど煮詰めることが可能だと思うし……。
 将来、「自然文を入力できる人は、パッとタイピングソフトを打っても、十分に近い入力速度を出せる」ような、自然文入力技術に可能な限り近づけた測定ができる「タイピングソフト」が広く使われる時代が来るといいですね……。
 #「JISかなユーザーさんによる記録と直接比較されるのはヤだ」というQweロマかな使いな方とか、「Qweロマかなユーザーさんによる記録と直接比較されるのはヤだ」というJISかな使いな方って、果たしてどれくらいいるのでしょうか……こういう視点では、たぶん「(他の入力法を使う方と)比較されること自体を嫌う人って、あまり多くはない」ンじゃないかなぁ……という気も。

2009年3月7日0:01:54追記。

 ……結局は、「ほとんどの人が、なんとなくではあったとしても、きちんと納得して(共通評価基準がある環境へと)移行できる」ことが、何よりも重要なのだと思う。
 タイピング技術について言えば、それこそ「ひとつのソフトウェアコミュニティ、ひとつの基準。HIDは好き勝手に選べ。」とか、そういう感じ、なのだろうか。
 打鍵速度を競う競技から、入力速度を競う競技へと、徐々にではあったとしても(たとえ四半世紀掛かろうとも)、移り変わっていく必要がありそう……そのための手段として、(もちろんtypewellでなければならない、という意味ではなくて)評価基準そのもののシフトは必要になるだろうなぁ、と*1


 ……てゆーか、いまどきどこの職場でも「工程改善」だの「作業改善」だのと騒がれていそうなのに、いまだにけん盤配列だけが取り残されてるってのが、個人的には「なんかびみょー」なんですよね……。

*1:こういうのが「特殊な入力法にとって有利になるような、小細工の一種」などと誤解されることはないと思いたい……のだけれど、そもそも一般には「しっくり来る(ぴたりとはまる)けん盤配列を使ったときに、そうではないけん盤配列よりもよいパフォーマンスを発揮できる可能性がある」ってゆー点が、(いまはまだ)きちんと理解されてない&これからそう感じてもらえる機会を増やしていかないといけないんだろうなぁ、と思う。