自動車業界は中古で事足りてしまった、ということか。

 いくら企業努力をしたところで、国内需要減&円高&中古車余りのトリプルパンチには敵わなかった……と。
 いわゆる「3C」が普及しきってしまったので、買換え需要しかなくなった……というのが従来だったのだけれど、まさか自動車が「憧れの対象」から外れてしまうとは、当時の人たちは思っていなかったのかもしれない。
 食品のように足が速いとか、コンピュータのように陳腐化が激しいとか、そういった事情が絡まないところも厄介なのかなぁ……。
 ウチではそもそも新車を買うことがなかったし、個人的には公共交通+タクシー*1で事足りてしまっているので、需要が衰退したところでそう驚きはしない……のだけれど。

*1:たとえば私の場合、乗り出し100万円の中古車を「6年で乗り潰すという前提で」買って、往復20km/日の通勤を繰り返すだけ……というパターンに近づくので、タクシーでの移動距離が80km/月(≒28千円/月)以内に収まれば「車を買うよりは安く済む」ことになる……と。実際、車を手放した現在では、そのタクシー代として掛かっているのが6000円/月程度だから、余剰分はそのまま本とか家電品とかに回してる状況で。