(TitleOnly)そもそも飛鳥カナ配列(と愉快な仲間たち?)は、同時打鍵エンジンを必要としていないのかもしれない。そこに必要なのは「ユーザ補助機能としての時刻補正」のみ……とか。
……って、「愉快な仲間たち」って表現があってるかどーかは知らないけれども。
- 欧文系配列(小指シフト、AltGrシフト)
- JISかな配列(JIS X6002)
- TRONかな配列
- 新JISかな配列(JIS X6004、本配列の論文が大元のネタ、プレフィックスシフトとともに)
- 飛鳥カナ配列、および亜種群
- そのほか、「同期かつ非連続ではない」シフト方式を許容するけん盤配列全部
これらについて共通して、JIS X6004の論文で掲げられていた方式……名づけるならば「タイムシフト」方式が使える、と。
遅延時間を0msecにすれば従来の「普通のシフト」と完全互換になるから、ややこしさはすくない……のかも。
同時打鍵エンジンを使って連続シフト化すると、高度な機能が実装できるッぽいところがあることと引き換えに、シンプルさが失われてしまう(設計しづらく、実装しづらく、バグ取りしづらい)可能性が出てきます。
そうすると、機能がそがれてしまうことを覚悟した上で、「あえてシンプルであろうと意識すること」という選択肢も、ここに存在していてよいのではないだろうか……と。
それこそ、JISかな入力あたりで、【シフトキーと「Zっつ」キーを「打鍵順序を気にせず同時に」押したとき】に、ほぼ100%の確率で「っ」が出てくれる……とか、JISローマ字かな入力あたりで、【シフトキーと「Zっつ」キーを「打鍵順序を気にせず同時に」押したとき】に、ほぼ100%の確率で「Z」が出てくれる*1……とか、そういう世界があっていいのではないかという気もする。
機械的なシンプルさとか、電気的なシンプルさとか、いろいろな見方でのシンプルさというのはあると思う……のだけれど、最終的には「人間にとってのシンプルさ」がほしいところ。
どういう解法が「より多くの人にとってシンプルなのか」というところは、まだわからない……のだけれど。