読み終わったもの、読んでいるもの。

パソコンは日本語をどう変えたか―日本語処理の技術史 (ブルーバックス)

パソコンは日本語をどう変えたか―日本語処理の技術史 (ブルーバックス)

 神田さんとこで紹介されてる「親指シフト関連取材」とかを含む本。
 M式や超漢字の写真が載っていたり、結構「広く浅く」扱ってる。
電脳辞書の国語学―ワープロ日本語変換の徹底検証

電脳辞書の国語学―ワープロ日本語変換の徹底検証

 ATOKに対して「外部から叱りつけた」伝説?の人による本。
 これから読もうと思っている。
 古書店から来た本には「退職のお知らせ」が入っていて、しかも開いた形跡すらなかった*1……思わず泣いてしまった。このお知らせによると、どうやら2000部程度しか発行されていないらしい。
 ちなみに、この本で言う「電脳辞書」というのは「IME内蔵辞書」のこと。
 内容は、1990年代前半に雨後の竹の子のごとくゴチャゴチャと出まくった「日本語入力用FEP」に関するツッコミの数々。商用IMがごく少数になってしまった現在となってはほとんど役に立たない話……なのだけれど、これからIMEを作ろうとしている人や、IMEについて知りたい人にとっては役に立つと思う。

*1:新品でたまに出会う「裁断癖」がついていて、かぜを通したときに「ぱりぱりっ」という乾いた音がした。コピー用紙をプリンタへとセットする前にかぜを通すと、割とこの音を聞く機会がある……のだけれど、古書本でこの音を聞区ことになるとは思わなかった。