身体使用の原則メモ。
人は体の重心バランスを自動補正する癖がある(無コストではなく肉体的・精神的疲労が出る)ので、それを発動させないために「平泳ぎ動作」を目標にする、と。
あと、動作コストは「肩>肘>手首>指先」……って、これは普段から書いてるか。
同日2200追記。
あと、同じく動作コストの話で「上下>左右>前後」ってのは初耳。
飛鳥での対応状況は……完璧ではないけど、「カナ系としてはがんばってる」という評価が正しいのかなぁ。
翌日0020追記。
無シフト交互打鍵……タイミングずれて揺れる、微分的にはダメ、積分的にはオッケー?
同手同時打鍵……すぐに反対の手を使ってゆり戻しをしないとダメ?
対手同時打鍵……連続してもいい?
このあたりは(打鍵回数で考えても意味がなさそうだから)打鍵時間ベース(内蔵タイマーで計るとか)で考える必要がありそう*1。
飛鳥カナ配列は「非利き手の4指が負担していたうちのいくらかを、親指の長時間押下へと振り替えた」のかも。だから、「非利き手は打鍵数が少ない割には押下時間が長くなる」ので、「左右の押下回数はばらけるけど、左右の押下時間は合う」……のかな?
そういえば、M式の「同手同時打鍵を使わない」方針って、このあたりの話が絡んでるのかなぁ。
TRONかなの「同手同時打鍵を減らす」方針についても、このこのあたりの話に絡んでいるのかどうか……。
あと、Rayさんもどこかに「同手同時打鍵は重い」とか書いていたような……。
いずれにせよ、今は調べられる時じゃないから、後回しか。
翌日0035追記。
……こう要考慮事項がごろごろと出てくると、「設計方法の検討だけで半世紀くらい掛かってしまう」予感も。
実用配列というアウトプットさえできればいいのであれば「手動評価打鍵で求める方がまだ現実的」なのかも。
評価打鍵をパスして論理的手法のみよって実用配列を求めようとすると、会社だったら担当者が三代目でようやく、学者さんだったら研究人生を捧げる、というくらいの、それぞれ覚悟が必要なのかも。
2008年8月23日11:52:58追記。
この記述のネタもとは↓。
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上に書いた「平泳ぎ」の図はp.86にあって、その改善前の図はp.70にある……この2ページを見て「これは知ってるよ!」という人にとっては既知のことしか書いてないと思うから、そういう場合は読まなくてもよいと思う。
私はこの手の本を割と読み漁った気がするのだけれど、この本の著者さんは「文章は(JITの古典と比べると)ちょっとわかりにくいところがあるものの、図表がかなりイケてる」ようで、個人的には「この人が【図表たくさんの本】を書いたら、
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図そのものはとてもシンプルで「どの解説書にも書いてありそうなもの」なのだけれど、類書とは違って空間を線へと置き換えるときの「感性」に心惹かれるものがある。